100年以上続く土壌をつくるために。
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日頃よりアグリパッドをご利用いただいている皆さま、あけましておめでとうございます。(あけおめエントリーが少し遅いのはご勘弁ください笑)
アグリパッドを運営するモンドワークス株式会社は「身体と心の空腹を満たす世界をつくる」をビジョンに、食・農・に関わる課題をテクノロジーで解決し、新たな問いを投げかけていく企業です。
2020年は誰も予測がつかない状況で我々は出来うることを仕込んできました。何が正解か分からない中、手探りながらも懸命に共に動いてくれた仲間、様々なご意見やアドバイスを頂いた農家の皆さま、一緒に何か出来ないかと考え抜いてくれた企業の皆さま、あらゆる支援に助けられた年となりました。本当に感謝です。
今年は仕込んできたアイデアをお披露目していきたいと思います。今回は簡単に紹介するとして、後ほど詳細なnoteを書いていこうと思います。ずばり、今年起こることは以下です。
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「アグリパッド」を農業資材の総合データベースへ
農業資材の口コミサービスであるアグリパッドを農家により役立つサービスにするべく、農業資材メーカー様との連携をスタートしこれまでなかった農業資材のデータベースを構築していき、生産資材の発売情報、モニター募集やキャンペーンをはじめとした役立つ情報の発信を行っていきます。詳しくはこちらから→ https://www.agripad.jp/monitor
アグリパッドとは?
農業資材に特化した口コミサービスです。ユーザーである農家さんは口コミを見たり、「これ使ってみたいんだけどどうなの?」という風に気軽に質問ができるサービスです。
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日本の資源を活用した新しい農業への挑戦
当社ではアクアポニックスと呼ばれる水産養殖と水耕栽培を組み合わせた資源循環型の農業に取り組んでいます。簡単に説明しますと、養殖魚からの排泄物を含む有機物を微生物が分解することで作られるナチュラルな養液で作物を育てる資源循環型の農業で、世界で注目を浴びています。菅総理の「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を目指す宣言や、SDGsに対する企業の取り組みも世界的に加速してきますが、まだまだ日本は遅れています。
農業界も変化していく必要がある中で、我々は生産者として千葉県でアクアポニックスの栽培を実践していきます。ですがまだまだ課題も多くあり、各国の環境、資源、気候条件などで最適なアクアポニックスの形態は異なってきます。例えば、アメリカだと大規模な工場や倉庫内という閉鎖空間、オランダだと小さな国土の中で生まれたビル内で栽培効率をよくする垂直栽培農法などがありますが、日本で一番資源効率の良い方法はないかと模索してきました。
そして辿り着いたのが、中山間地の多い日本に点在する「棚田」の傾斜を活用し、管理負担の少ない農法を行い、かつ里山の景観を維持するのが資源活用効率が良いのではないか、と仮説を持っています。詳細を書くと長くなってしまいますので省きますが、ご関心がある方是非説明させて頂きたいのでコンタクトください。問い合わせ先はこちら←
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生態系の循環を都市空間に展示するアート作品の展示
先ほどに引き続き、アクアポニックスは「農業」と表現しましたが、あくまで動植物が複雑に絡み合う「生態系」と表現するほうが正しく、その循環の中で生み出される生産物が魚であったり野菜というタンパク質なわけです。基本的にアクアポニックスは「生態系」を作っているのです。
我々は、課題を解決すると共に「問い」を投げかける企業です。生態系の循環の一部を切り取り、あるゆる都市空間に発現させることで、人工的な集合体と原風景の対比を考察するきっかけを作るために、アート作品を制作しています。
以下「小さな地球|Q room by Aquaponics 」を2021年4月から都内で展示します。まだ情報がオープンになっていない部分も多いので、後ほどまたご案内させてください。誰でも簡単に組み立てられる設計になっていますのでチームビルティングの一環や、食育の啓蒙活動、SDGsへの取り組みとして空間に展示したい企業様、自治体様と連携していきたいので、ご興味ある方まずはカジュアルにお話させてください。お問い合わせをお待ちしています!
ポートフォリオはこちら ←
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家庭菜園を切り口に都市と地方の心の距離を近づけるコミュニティ「農とブック」
コロナの影響でおうち時間の充実を図る動きが目立つ中で、これから家庭菜園を始めたいと思っている人のために、一緒に菜園を始めるためのコミュニティを作る事ができるサービスです。
栽培作物は、例えば東京江戸野菜のような地域特有の野菜を選定し、一緒に始めるためのオンライン栽培コミュニティを作り、その作物のプロである農家もメンターとして参加する仕組みです。ユーザーは栽培中に浮かんだ疑問を気軽に聞けるコミュニケーションだけに終わらず、収穫後はオンラインクッキング等のイベントに参加でき「種まきからいただきます」までをみんなで行えます。それだけの関係性で終わらせず、農家からも収穫期のお手伝い募集や収穫した野菜の詰め合わせ販売等のアプローチができ、対話の密度が高い農家ほど、ユーザーが地域に来る(マイクロツーリズム)動機が高まります。本サービスは、家庭菜園を切り口に都市と地方の心の距離をグッと近づける第一歩を支援するサービスです。
本サービスのアイデアは、2019年5月のコロナ自粛期間中に農家と話していた際に生まれました。世界が一時分断され、先行き不透明な漠然とした不安に襲われる中で、食・農を通して出来ることはないだろうかと議論を重ねました。今こそ何かを育てる・愛でる体験は心を落ち着かせ、コミュニティ内で繋がる体験は今後より尊重されていき、栽培への理解も深まることで将来の農の担い手になる可能性も期待できるのではと考えています。
こちら、今東京江戸野菜の亀井戸大根を一緒に育てる取り組みを始めようとしているのでご興味ある方ぜひ一緒に愛でていきましょう!(問い合わせ)
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さいごに
今年で3期目となりますが、まだ成し遂げた大きな事は何一つありません。しかし常々掲げているのは、我々がいなくなったとしても永劫に続くモノや仕組みを作りたいと話しています。まずは10年、次は100年、そしてそれ以上続くものを作るために変化も必要ですし、守るべきものの線引きもしないといけません。自分たちが儲けを持っていくだけの企業体に価値はありません。この産業・業界全体の底上げ、皆と一緒に上がっていかなければ意味がないのです。
デジタルコミュニケーションの動画領域へのシフトや、VRや「リモート」という新しい概念により、産業構造も変化しはじめています。自動車分野におけるエンジンと電気モーターの違いをはじめとする、現代の「産業構造の置き換え」はこの10年であらゆる分野で進むでしょう。
さて、我々がいる一次産業界はどう動くべきなのか、それに伴い社会をどう変えるのか。興味深い未来がはじまろうとしています。
モンドワークス株式会社
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