noteにお引越し、あぐりげんき通信 再スタート
平年より少し遅かった桜の開花。新年度のスタートに合わせ、心機一転、ブログを再開しようと、久しぶりにエディターを開いてみた。あれっ、機能制限の告知が…。
このまま続けるにはかなり厳しい内容。無料プランだから仕方ないか、とあきらめつつ、有料プランにするか、他のサイトに切り替えるか、と思案の結果、前々から気になっていた「note」にお引越しすることにしました。
以前、使っていたブログエディターに、エクスポート機能が見当たらない。かといって、過去記事をこのまま放置するのもなあー。ということで、過去記事を手作業で入力し直し、今週、ようやく引っ越し完了。無事、再スタートを切ることができました。(同じ日に大量の記事を公開しているのはそのためです)
引っ越しを機に、「あぐりげんき」 のプロフィールを。
どうする?人生のセカンドステージ
50歳を超えた中年サラリーマン。
定年延長や再雇用で会社にとどまることはできるが、それで本当にいいの?と自身に問いかける。意欲は、まだまだ衰えていない。別の分野でもう一度チャレンジしてみたい、と素直に思えた。
幸いにも、田畑はある。長年、耕作していた親は高齢になり、管理できなくなりつつあったのも背中を押すきっかけだった。
30年ぶり、教室での「講義」
2021年、農業大学校の社会人向け「野菜コース入門塾」で農業を学び始めた。月1回日曜日に開講され、午前中は講義、午後は実習。
翌年はレベルアップした同校の「担い手支援塾(野菜コース)」を受講。毎週1回、平日の開催だったが、年休を使って計30回の講座に通った。こんなに「勉強」したのは、大学以来かな(笑)。
そして、2023年。地元の農業指導センターで10カ月にわたり、かんきつ栽培の研修をみっちり受けた。週2回、午前中に実習を受けて、午後から出社する日々。なかなか、ハードだったが、農業経営をしていく上で、収入の大きな柱となる果樹栽培は欠かせない。
60歳でスタートダッシュするために
来春、植える予定の「紅まどんな」の苗を注文した。今年は、野菜栽培をしながら、かんきつ園地の整備を進めていく。うまくいけば、退職するころには、出荷できる計画だ。
ご多聞に漏れず、この地域の農家も高齢化が進んでいる。後継者もほとんどいない。放置された田畑は1年で雑草が生い茂り、3年も経過するとセイタカアワダチソウなどの多年生雑草が繁茂する。生まれ育ったこの地域が荒れ果てていくのは、なんとも忍び難い。
「あぐりげんき」。元気の良い農産物を育て、そして農業で地域を元気にしたいとの思いを込めて「屋号」を決めた。目指すは、「持続可能な農業」。農林水産省が提唱するような高尚なものではなく、自分なりの解釈で、以下の目標を設定した。
永続的に農産物を生産できる環境負荷に配慮した農業の実践
経営を軌道に乗せ、次世代が「受け継ぎたい」と思える職業に
故郷の田畑を永続的に耕作していける経営体の確立
そんな大それた目標を掲げてはいますが、試行錯誤の連続です。農業を実践している方、目指されている方と交流ができれば、ありがたいなあ、と思い、ブログをしたためていきます。
桜の花を見るたびに、竹内まりあの「人生の扉」の歌詞が心に染みます。人生のセカンドステージへ向けて、日々、奮闘中。90歳現役を目指しつつ、新鮮で、おいしくて、安心して食べられる野菜や果物を生産し、消費者の方々にお届けしようと思っています。
(あぐりげんき通信)
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