育苗ハウスをDIY③
(2023年3月1日)
いよいよ、扉の設置とビニール張り。朝から時折、風が吹いている。やはり、ビニール張りは一人では難しそう。ということで、昨年秋に結婚したばかりの娘の夫が手伝いに駆けつけてくれた。高校時代、実習でビニール張りを実践したことがある、というから心強い。
こだわったスライドドアと巻き上げ換気
扉はスライドドアにこだわった。開き扉にすると、どうしても、開く部分のスペースを余分に取らなければならなくなる。省スペースで出入りも簡単なスライドドアは、小型のハウスではなかなか見つからなかった。ヒロガーデンライトに決めたのも、この点はインパクト大。扉は可動部なので、一層に綿密に寸法を測って設置。なかなかいい出来栄えだ。
少し、休憩を挟んで最終段階のビニール張り。小型ハウスでは、側面から天頂部にかけて、1枚のビニールシートを掛けるタイプが多いのだが、このハウスは、裾1枚、表と裏の妻面2枚、側面2枚、天頂部1枚と計6枚に分かれている。ビニールの劣化は場所によって異なるという。強い日差し、風雨の影響を最も受ける天頂部のシートが早く劣化してしまう。分かれていると、劣化した部分だけを張り替えればオッケー。そして、何より、側面部が独立していることで、巻き上げ換気が容易に設置できるのが大きな魅力だ。
援軍現る! 夜の焼肉、ビールが最高
ハウスに取り付けたビニペットレールに波状に加工されたビニペットレールを使ってビニールを止めていく。この作業、義理の息子がうまかった。さすが、高校生時代の経験が生きている。時折吹く風に、ビニールが持っていかれそうにもなったが、何とか夕方までには張り終えた。この夜、妻と娘夫婦と一緒に焼肉へ。この日のビールは格別だった。
自分なりのアレンジも
翌朝、最後の仕上げ。ここからは、ホームセンターなどで購入した直管パイプやパイプ同士をつなぐ直線ジョイント、らせん杭、ハウスパッカー、そして、通販で取り寄せた巻き上げ機を使用。側面シートの巻き上げと、両サイドに直管パイプを設置した。そして、ハウスバンドをハウスを横断するように掛け、風対策を施した。使い初めは春野菜の育苗箱を並べる予定のため、内側には黒の防草シートをはった。これで完成!
今回のDIYで、ハウスの基本構造やどのような部品をどこに使えばいいか、ずいぶん見えてきた。次は、畑への本格的なビニールハウスの建設。なんだか、楽しくなってきた。
(あぐりげんき通信)
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