使ったことある?災害用伝言板(web171)を体験しよう!
前回の投稿では、「災害用伝言ダイヤル(171)」についてご紹介しました。
使ったことある?災害用伝言ダイヤル(171)を体験しよう!|株式会社アゴラ・ステーション|note
実は、インターネット上でも伝言のやり取りが可能なのはご存知でしたか?
それは「災害用伝言板(web171)」です。その名の通り、災害用伝言ダイヤル(171)のweb版です。
今回も、NTT東日本のサイトを参考にして、体験利用してみました!
※体験利用可能日以外でも、自治体主催の防災訓練等により、エリアを限定して体験利用が可能になる場合があります。
災害用伝言板(web171) | 災害対策 | 企業情報 | NTT東日本 (ntt-east.co.jp)
災害用伝言板とは?
大規模災害等発生時にインターネットを利用した被災地の方々の安否情報を確認するための伝言板で、平成24年8月末より提供が開始されました。電話番号をキーとして、被災地にいる同士や、被災地・被災地外の方などと伝言のやり取りを行います。
災害用伝言ダイヤルとの連携も可能で、音声ファイルを災害用伝言板に反映させることができます。
伝言蓄積数:最大20件
※20件を超える場合は、古い伝言から削除され、新しい伝言が残ります。伝言保存期間:最大6ヵ月(体験利用時は体験利用期間中のみ)
伝言の入力文字数:1伝言あたり100文字以下
なぜ必要なの?
大きな災害が発生した際、被災地にいる方への安否確認などで回線が混雑し、電話が繋がらない状況に陥ります。そのため、災害時にのみ開放される災害用伝言板のような特別回線が重要な役割を果たします。
どのような時に使えるの?
震度6弱以上の地震発生時等に利用可能となります。震度5強以下の地震、その他の災害発生時には、電話の通信状況などを勘案し、NTT東日本・西日本が利用の判断を行います。
利用方法について
伝言を登録したい場合
「web171」へアクセス
(伝言板登録)
※伝言板登録をすると、災害時に預けた安否情報を、メールや音声で知らせたい相手に届けるよう通知先を設定することができます。キーとなる電話番号を入力
伝言を登録
伝言を確認したい場合
「web171」へアクセス
キーとなる電話番号を入力
伝言を確認
実際に体験利用してみて
ポイント
事前にキーとなる電話番号を決めておくことが大事!
電話番号を登録して、そこに伝言を入力していく形となります。予め、家族や親戚と、どの電話番号にしておくか話し合っておくと良いでしょう。伝言板の登録をしよう!
利用者の電話番号・メールアドレス・パスワードの登録をすると、伝言を通知したい相手の氏名・メールアドレス・電話番号の登録が可能です。
※通知先メールアドレスは最大10件、電話番号は1件登録可能です。
<メールによる通知>
通知メールに記載されているリンクから災害用伝言板(web171)にアクセスすると、伝言を確認できます。
※ドメイン指定受信等の設定をしている場合、「dengon@web171.jp」を受信できるように設定しましょう。
<音声(電話番号)による通知>
電話を受けた後、音声ガイダンスにしたがって操作することで、伝言内容が音声で読み上げられます。
※非通知から電話が届くため、非通知拒否を設定している場合は設定を解除しましょう。
メリット
伝言板の通知先にメールアドレスを2つ登録してみたところ、新規の伝言が追加された時にどちらのアドレスにも通知が届きました。メールアドレスは10件まで追加できるため、多くの方にスムーズな安否確認が行えるという点でメリットを感じました。
デメリット
キーとなる電話番号を知っていれば、通知先以外の方も伝言板のやり取りに参加できる場合があります。なりすましできる可能性もあり、悪用されないかが心配な点です。あくまでも災害時の安否確認を目的とするものであるため、個人的な内容のやり取りは避けましょう。
※伝言板登録の際に、メールの通知先に設定した方以外からの伝言板の確認/登録を「許可しない」に設定することで、それ以外の方は伝言を確認できなくなります。
また、伝言板の通知先を電話番号で登録している場合、非通知から電話がかかってくるため、電話のかけ直しができません。リアルタイムで電話を受け取らないとメッセージを確認することができないため、注意が必要です。
最後に
伝言板登録は平常時でも受け付けているため、万が一に備えて、事前に設定しておきましょう。
利用方法を知らないまま使うと、困惑するかもしれません。いざという時に慌てることがないよう、利用方法は予め確認しておきましょう。
詳しい使い方については、NTT東日本のYouTubeにもありますので、是非ご覧ください!