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早朝の静かな時間にたっぷりの朝ごはん。
お酒をやめて、早起きの習慣ができてから、朝ごはんがとても大切になった。早朝のまだ夫も猫すらも起きていない、一人の時間。昨夜片付けておいてよかった!という、きれいなキッチンで作り始める。
まず、梅醤番茶を作る。番茶を入れて、梅醤を半匙ぐらい。熱々をいただく。これをいただくと梅の酸っぱさと醤油の旨み、そして生姜の香りが目を覚ましてくれるし、何より気持ちが落ち着くのだ。整腸作用があるらしく、体調も整えてくれる。私はとにかく暑さに弱いので、この先の暑い季節にこれで一日を始めるとだいぶアドバンテージが取れる気がする。
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梅醤番茶を飲み終わると、コールドプレスジューサーでジュースを作る。大概は柑橘とキウイ。季節によってまた変わるかもしれない。果物を大まかに切って入れると、グイグイ絞ってくれる。夏はキュウリやミントも試してみたい。
コーヒーは、夫婦で気に入った豆が見つかったので、それをストックしておいて挽く。お湯の温度は90℃。新しい電気ケトルはとても優秀で、何種類ものお湯の温度を設定できるので、非常に助かる。
パンは、最近購入したホームベーカリーで焼いたもの。スイッチ一つでこんなパンが焼けるなんて!という優れものだ。もう大概のパンは外で買わないだろうな・・・。
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用意ができた朝食を、このままキッチンでいただいて、食べ終わると昨日の出来事や手作りした夕飯のことをnoteに記すために、コーヒーの残りを持って書斎に行くのが日課だ。
ここまでで大体朝五時過ぎ。noteを書き終わると六時前ぐらい。そこからあと一時間ぐらいゆっくりできる。やっと起きてあくびをしている猫との会話や、観葉植物の世話、Facebookで、参加している料理についてのコミュニティーをチェックしたり。時々やっている金継ぎが途中になっている場合は、その様子を見たり、少し作業をすることもある。
しかし、全く焦らない朝というのは、50年以上生きてきて初めてではなかろうか。
この数時間は本当に「黄金の価値」だなぁ、と思う。毎晩朝が楽しみでベッドに入るぐらいなのだ。朝のんびりと楽しく過ごすと、一日が機嫌良く過ごせる気がする。こうやって日々を過ごしていくと、大げさには人格にも影響しそう・・・。
その分早寝になってしまうわけだが、それはそれでよいものだと思っている。昔は夜遅くまでダラダラと飲んで、結局深酒になってしまったりしていたのだから、健康度合いで言ったら雲泥の差だ。
何より、朝が楽しみで早く寝てしまうのだ。夫とは四分の1ほど、時差のある生活にはなっているが・・・それも不必要な喧嘩や言い合いをなくすポイントかもしれない??