詩 自由の空間のなかで…
君との間に起きた
これまでの
数々の出来事は
いつしか
根雪のように降り積もっていて
春が近づくと
風を… ひかりを感じて
ゆっくりと解けだす
それはやがて
胸のなかをひたひたに満たして
しだいに
甘やかな優しさで
縛ってゆく・・
‥
‥✯
‥
思うまま自由のなかで見つけたよ君という唯一のひと 胸にひろがり
満天の夜空見上げて星に住む我もひとりと意識する
舞う雪のひとひらになり溶けてゆく君の頬にて刹那の恋で
風花や天使の涙のひとかけら
滴りて水の化身や氷柱落つ
本命に少し冷たく冬苺