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やっとこさのお雑煮をいただきます
お正月の色々な作法を端折ったのに、飾り切りとかして張り切ったお雑煮でお夕飯
私の感覚(関西?京都?)では、松の内と言うのは15日の小正月まで
そんな松の内に食べようと思っていたお雑煮
1月15日までは、何となくお正月気分で過ごして良いんじゃないかしらなんて思い、浮ついた生活を過ごすもお雑煮はまだ食べていなかった
浮ついているのはいつもか
目も腫れているし、寒いので、夕方までは家に閉じこもっていた土曜日
明日はまた、都大路を駆け抜けるランナーとともに歩き(部屋で)、ともに感動の涙を流すのだろう
そんな風に思いながら暗くなった頃お散歩に出かける
八百一のそばのお宿は山形県代表ね、ふむふむ
お散歩の前に、お鍋にお昆布とお水を火に掛けお野菜をちまちまと飾り切りし、昆布出汁で少しだけ火を通しておく
寒いので、大通り以外ではちょこまかドタバタ早足で歩くので、ちょっとお店に入ると暑い
お化粧もしてないし、温度差で火照って、顔真っ赤になってるんやろうなと思いながらも気にしつつ気にせずウロウロ
おうちに戻ったら、少しだけ副菜を作る
フライパンにお水を少し張りゴボウを蒸し煮し、熱々のうちに黒酢にドボンと浸し、甜菜糖とお味噌を少し入れてしばらく置いてすり胡麻をまぶした“たたきゴボウ”風
菜花(青菜)を蒸し煮中のゴボウの上で少しだけ火を通してお塩で揉み、ごま油をかけたナムル
同じく、ゴボウの上でさっと火を通した木耳と椎茸を黒酢とお味噌で和えた、酢味噌和え
大根のぬか漬けも食べる
最後は、お雑煮の仕上げにかかる
ぬか漬け用の小さな小蕪を菊花蕪に、人参は花の形に、蓮根は穴に沿って花びらにしたものが浮かぶお出汁
再度火をかけ、お餅を入れて春菊も加える
お餅が柔らかくなったら火を切り、白味噌を溶き入れて、完成
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お雑煮は一杯目にお餅ひとつ
二杯目はお餅ふたつと卵を割り入れていただいた
飾り切りの時出た細かい部分も全部入っている
今年はお餅3つにしたんだね、えらい!
お餅も菊花蕪も残念ながら白味噌の中に沈んで見えない
細かく包丁を入れた小蕪はよく火が通り、甘くて美味しい
一人暮らしを始めてからも白味噌のお雑煮が好きなので毎年作るが、祝い大根(今年は入手出来なかった)を使い切ると、小蕪を入れる
私のお雑煮は小蕪、春菊、きのこ(特に舞茸)が定番
今宵は、金時人参ではなく西洋人参があったので飾り切りして入れ、きのこは副菜にしたので入れていない
明日はやっぱりきのこも入れよう、粕汁を白味噌仕立てでも食べよう、白ネギを焼いて白味噌の酢味噌付けて食べるのも良いな、などなど考えながらどろりと優しく甘い白味噌のお雑煮を楽しむ
お夕飯をいただきながら、さらに食べることを考える
今年も相変わらず、幸せな食いしん坊
幸せなお正月を過ごせている事に感謝しながら味わったお雑煮のこと