子供たちのために動ける勇気:トイレ掃除から感じた小学校事情
今日は、心に残る話を聞きました。小学校1年生の男の子を持つビジネスパートナーの女性が、最近子供たちの見守り活動に参加しているのですが、そこでのエピソードに驚かされました。
彼女によると、子供たちは学校のトイレを「気味が悪い」「お化け屋敷みたい」と口にして、なるべくトイレを使いたがらないそうです。その理由を確かめようと、彼女が実際にトイレに行ってみると、トイレは廊下の一番端にあり、日当たりが悪く、薄暗い空間でした。さらに、洗面台や床は黒ずんで汚れていて、清潔感に欠けた状態で、確かに小さな子供たちには不安を感じさせるような雰囲気でした。
彼女はこの状況をなんとかしたいと考え、次に学校へ行くときに洗剤や手袋などの掃除道具を持参し、先生に内緒で少しずつ掃除を始めたのです。「子供たちが安心して使える場所にしよう」との思いから、時間を見つけてはタイル一枚ずつを磨いていったといいます。最初は誰にも気づかれずに進めていた掃除も、床のタイルが3分の2ほどきれいになったところで、残りの部分と明らかに差が出てきました。子供たちが「トイレがきれいになってる!」と喜んで先生に話したことで、彼女が掃除していることが知られることになったそうです。
この話を聞いて、彼女の行動力には頭が下がる思いです。汚れたトイレを見て「なんとかしてあげたい」と思う方はいても、それを実際に行動に移す人は少ないのではないでしょうか。彼女のように、自らの手を動かして、子供たちが安心して使える環境を作り上げる姿勢には心を打たれます。彼女は「子供たちのために自分ができることをしたい」という強い思いを持っているのだと、改めて感じました。
私も、彼女の話を聞きながら「自分だったらここまでできるだろうか?」と考えさせられました。実際に彼女のように動ける人がどれほどいるでしょうか。彼女の姿勢を見習い、私も自分ができることを見つけ、行動していきたいと思います。
トイレの清潔さが子供たちに与える安心感、そして環境が心の健康に大きな影響を与えることを改めて考えさせられるエピソードでした。彼女のように「子供たちのために何ができるか」を考え、行動できる大人がもっと増えることを願っています。
#子育ての悩み
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