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【おすすめな人】超進学校からN高等学校に転入した感想【N高美術部・音楽部】


 今回は、私が偏差値70以上の進学校*からN高等学校に転入した経験に基づいて、N・S・R高等学校(以下N高)が超おすすめな人を中高生向けに話していきます。
*みんなの高校情報参考 すみません、超進学校は過言でした…




結論

 N高は以下のいずれかに当てはまる人に非常におすすめです。
・ イラストレーターや作曲家になりたい人
・明確な夢があり、学校に通う時間が惜しい人
・学校に通いたくない人
・AIに詳しい人




イラストレーター・作曲家になりたい人

 N高では、Slackというチャットツールを利用したオンライン部活動が盛んです。
 音楽部や美術部を例にとると、音楽部では1日に平均5曲、美術部では平均40枚のイラストが投稿されていて、スタンプ機能を通じて他の生徒からリアクションをもらうこともできます。
 このようなフィードバックをもらうことで、モチベーションの維持にもつながります。
 また、作品に対して改善点やアドバイスを求めることもできて、他の生徒と交流して成長することができます。
イラストを投稿している人の中にはX(旧twitter)のフォロワーが10,000人を超えている人もいるので、その人達に教えを乞うのも良いかもしれません。

 さらに、音楽部と美術部では月に一度、プロのクリエイターからの添削指導を受けることができます。

↑イラスト添削の例
プロのイラストレーター様による月一回の添削。Slack上で行われます。

添削のクオリティはかなり高く、専門学校のものと同程度のクオリティがあると思われます。

 さらに、年に6回ほど、有名なイラストレーターの方をお招きしてのイラスト添削・ライブドローイングが行われています。

↑特別授業の例
上倉エク、荻pote、寺田てら、竹原ノート、藤ちょこ(敬語略)などの
 そうそうたるイラストレーターの方々にイラストの添削をしていただけます
基本的に一般公開されますが、中にはN高生限定の授業も…

追伸
N高生は高級イラストソフトとして有名なPhotoshopを含んだクリエイター向けバンドルのAdobe Creative Cloud(月額約8000円)が無料で
使えるようです!
(最近知りました)
詳しくはこちらから


(音楽部の楽曲添削の例は諸都合により用意できませんでしたが、専門学校の講師を務める作曲家の方による添削がZOOMで行われています。
作詞、作曲、歌唱や楽器演奏などの良いところ・改善点を丁寧に評価していただけます。)




明確な夢があり、学校に通う時間が惜しい人

 N高は、モデルや作曲家、プロゲーマーなど、現役で活躍している高校生にとって理想的な選択肢といえるでしょう。
 人マニアでおなじみの作曲家、SASUKE(原口沙輔)さんもかつて在籍されていました。

↓SASUKEさんのインタビュー記事

ーー数ある通信制高校の中からN高を選んだ理由について

⾳楽の仕事に集中したかった為、できるだけ通学⽇数が少なく、仕事に理解のある通信制⾼校を探していました。中3の時に出たあるイベントで、たまたまドワンゴの⽅とお会いして、 N⾼を紹介してもらい⼊学を決めました。

ーーSASUKEさん流の、N高の時間の使い方について

⾼校3年間、空いた時間は全て⾳楽制作や仕事で忙しく、勉強が良い息抜きになっていたかもしれません。 N⾼だと場所も⾃由、体勢も⾃由、飲み物を飲むにも⾃由だったのでリラックスした状態で勉強に取り組めたと思います。

ーー​​​​⾳楽家として活動する中、レポート※や科⽬の学習はいつどのように⾏っていましたか?

基本は仕事の合間や⾶⾏機、電⾞やタクシーなどの移動中です。忙しくて溜まってしまった 時は、⾃宅で⻑時間かけて⼀気に取り組んでいた時もあります。
携帯が使える場⾯では毎回、少しでも進めようとアプリを起動していました(笑)。

出典:https://note.com/nshigh_newspaper/n/n5d2c17472894


 また、明確な夢を持つ人にとっても最適な学校です。
 例えば、東京大学に合格したい人にとっては学校の授業さえも時間の無駄になるので、その無駄を削減して合格まで一直線に突き進むことができます。
 クリエイティブな職業全般にも同様のことが言えます。
クリエイターは他の職業と比べて学歴よりも実力で評価される傾向があるので、勉強は自分にとって必要なものだけしてあとはスキルを磨く、ということが通信制の高校では可能になります。




学校に通いたくない人

 また、学校に通いたくないという人にも超おすすめです。学校に通わなくていいからです。
 世間的には学校には出来れば行ったほうが良いという風潮がありますが、私は学校に通いたくない理由と本人がしっかり向き合って選択すべきだと思います。
 その点、N高の通信コースに通うと膨大な時間ができるので、否が応でも自分を見つめ直す機会が生まれます。
 もし学校に通いたくなったら三ヶ月に一回のコース変更のタイミングで通学コースへの変更も可能なので、必要に応じてフレキシブルに対応できるのも魅力です。

 N高には幅広いタイプの生徒の背中を押す力があります。
 現役東大生の方々と難関大学合格を目指すClass-H、伝統芸能や漁業をオフラインで体験できる長期ワークショップなど、それぞれの生徒のしたいことを後押しする体験が用意されています。
 多様な学びの場を提供するN高は、モラトリアムとしての役割も果たしていると感じます。




AIに詳しい人

 AIの進化により、ホワイトカラーの失業やお金の価値の変化が近い将来起こる可能性を感じている人もいるでしょう。
 N高では、同じような興味を持つ仲間を見つけ、今の限られた時間を楽しむことができます。




私がN高に転入して最も良かったことは、自由な時間が増えたことです。
以前通っていた学校では、帰宅後に3時間しか自由時間がないこともありましたが、N高では映像授業を自分の好きな時間に受けられるため、場所や時間に縛られずに学べるようになりました。

「1万時間の法則」によれば、何かを極めるためには1万時間の取り組みが必要だと言われています。高校1年生から毎日約9時間を何かに集中することで、3年間で1万時間を達成できます。私は、このような膨大な時間を利用して、やりたいことを先送りにせず、「鉄は熱いうちに打て」の精神で毎日を過ごしています。 




Q&A

Q:人との交流はできる?
A:自分から行動すれば可能。友達を作る機会もスクーリングやクラス会で一応用意されている。私はまだできてません。
(2024 10/10 追伸 初めての3日間のスクーリングで席が近かった2人と、2日目の放課後に行われたオフ会で会った1人の計3人と連絡先を交換し、友達になりました。ありがとうスクーリング)

Q:特待生制度について
A:うろ覚えですが、河合塾もしくは東進の模試で偏差値70以上、駿台の模試で偏差値65以上をとれば特別奨学生として学費の免除を受けられたはずです。(学業の特待生はClass-Hへの所属が必須となります)




 私がN高に転入する前に知りたかったことを書きました。この記事が誰かのお役に立てば幸いです。
 質問のコメントには多分答えるのでお願いします。


追伸
N高等学校のことを知るために合わせて読んでおきたい記事を貼っておきます。

合わせて読んでおきたい記事

↓Class Hについて

↓本校スクーリングについて

スクーリングの所感を書いておきます。
・人生で初めて会うレベルでテンションが高い人が何人かいました。全体としては静かな人がほとんどでした。
・髪を染めている人がクラスに数人いました。正直すごく綺麗でした。
・ファッションに気を使っている人が多かったです。
・全体の顔面偏差値が普通に高かったです。清潔感がない人がいなかったことに驚きました。
・コミュニケーションがとれない人(話しかけても返事が返ってこない等)は私は会いませんでした。
・先生の質がかなりよく感じました。毎授業の終わりに先生を評価するアンケートを提出するからかもしれません。
・ボードゲームが楽しかったです。
・授業のテンポは遅いです。ただ、授業が受験のためのものというより論理的思考力などの普遍的なものを育むことが重視されていたので役に立つものだと思います。

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