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【「ノイズだらけの身体 または、あり得たかもしれないダンス」対話型ミニトークイベント】の振り返り

2024年9月7日の気づき

オープニング

今回は、9月7日に京都の高島屋にある蔦屋書店行われた【「ノイズだらけの身体 または、あり得たかもしれないダンス」対話型ミニトークイベント】に参加してきて、色々と気づきや学びを得られたので、それを言語化・共有していこうと思う。

このイベントが少人数での対話型イベントであったこともあって、すごく考えさせられる時間になった。さらには積極的に意見や考え方を交流させることもできて、それらを更新、精錬することができた。


本編

今回のイベントでは、下記の3つのテーマでセッションが進行されていた。

  1. アートを欲しい、買いたいと思ったことがあるか、あるのならばどういったタイミングなのか?

  2. 食とアートとの関わり」や「場とアートとの関わり」について

  3. どういう要素があれば本屋に通うのか?

以下は、この3つのテーマでの気づきになる。

①:自分は、そう思ったことはあっても買ってない、買えてないスタンスであったが、他の人の話を聞くにつれて、作品に関する小物やアクセントを購入することもこのケースに当てはまるのではないかという考えが生まれた。またこのトークの中で特に印象的だったのは、作品とのストーリーを通して作品を購入するパターンと一目惚れの形で購入するパターンがあるという、購入の流れにも選択肢があることに気付かされたことである。この話を聞くまでは前者しかないと思っていて自分にとって、衝撃的なお話だった。さらに、感情の一押しがあって作品を購入するという話の中で、投資としての購入もあることを知ったが、この方法は否定的な考えを持っている人が多いことを全体の空気から感じられた。

②:吉見さんの「アートを観ていると満腹感を味わう時がある」という話からこのトークが始まった影響で、食事とアート鑑賞の関係や連動の話が中心になった。その中で、たくさんの作品を鑑賞するバイキングやビュッフェのパターンと1つ1つの作品を丁寧に鑑賞するフルコースや懐石料理のパターンがあることを知り、自分は前者かなと思った。さらにこのトークが進むにつれて、この吉見さんの体験はまだ味わったことはないが、食を忘れてアート鑑賞に没頭することがあるということに気づくことができた。
また、アートだけを鑑賞する機会をほとんど持ってことがなく、基本的に作家さんとのお話を通してアートを鑑賞する機会が多い自分にとって、食や空間といった多様なフックでアートに触れる、親しむというアプローチがあるという考えは新鮮だった。

③:若者の活字離れや電子書籍の流通が一般的になってきた近年において、どうやったら本屋に人々が足を運ぶかという問いでこのトークは進められていたが、週1〜2回は本屋に行くことがある自分としては、かなりインパクトのある時間になった。その要素の一つに、本屋へ行く理由の一つとしてギフトとしての雑貨を見に行くという人が一定数いる、という調査結果があることで、本屋に行く時間は自分のための時間ではなく、ギフトのための時間であることが衝撃的だった。さらには、本屋に行く時間を意図的に設けることの多い自分にとって、時間潰しとして本屋に訪れる方も多いことにも衝撃を受けた。
また、このトークの中で京都の一乗寺にある《恵文社》は訪れるべき場所であることを知った。ここは本屋さんでありながら、本以外の雑貨の品揃えも良かったり、名物店主がいたりと、本屋に行きたくなる要素を持っていることがわかったから、行ってみようと思う。
これらのことから、【リピーターを生みやすい、大切にできるサービス】があれば、本屋に行く人が増えるのではないかなと考えた。

また、このイベントではハワイの哲学対話のルールを適用して対話が行われていた。このルールの要素一つ一つは当たり前だと思えることであっても、改めて確認するといかに重要であるかを再確認することができた。

この前参拝しに行った
白峯神社の境内にある石碑
(撮影者:自分)

雑談

このイベントの後には、《日本酒サロン 粋》でお酒を嗜みながら、美術や芸術に携わる方々の多彩なお話を聞くことができた。イベント内でも2種類の日本酒を味わうことができたが、ここではさらに5種類の日本酒を味わうことができた。個人的に気に入ったのは、「八仙」と「秋あがり」である。あまり数々の日本酒を嗜んだことがない自分だが、爽やかな味の日本酒が好みの自分だから、この2種類が特に好きなった。

この時間で特に印象的なお話が2つあった。1つ目は、自分がまだ知らない美術館やギャラリーのお話を教えてもらえたことである。美術にハマって大体1年ぐらいのまだまだルーキーにはパンクさせられるほどの情報があったから、実際に行ってどんどん知見を広げていきたい!特にACK(Art Collection Kyoto)というイベントが近々あるとのことなので、そこは行こう!と決めた。このイベントに行ったらまた記事にします。

2つめは、アートが身近にある人は色々な豊かさを持っていることを改めて感じさせられたことである。この豊かさとは、先述した通りアートを売買するだけの金銭的な豊かさも含むが、それ以上に精神的な豊かさや教養としての知識の幅の広さや豊かさを指している。どういう想いで芸術作品を観る、集める、創るのかといったストーリーを深く聞くことができたから感じさせられたし、アウトプットの仕方やアウトプットそのものに対する自身の認識をアップデートさせられた感覚にもなった。

エンディング

アートに関するイベントへ久しぶりに参加することになったが、色んな美術館の情報をいただけたし、アートに対する考え方や姿勢を学べて、すごく充実感や満足感を味わうことができた。
また、色んな日本酒も楽しめた時間でもあったから、ビールより日本酒の方が好きなことを再確認した。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
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