剣道七段八段に必要なのは技前と佇まいだと思います。すみません、剣道三段です。

私は剣道三段です。もう長い間剣道には携わっておりません。でも剣道は大好きです。
私の父は剣道四段でした。鹿児島県の大会で活躍した剣士だったと本人から聞いております。
私が中学生になった頃に剣道をしたいと言ったところ父は大変喜んで剣道具を私に買い与え指導までしてくれました。
私は中学1年生から高校3年生まで剣道部に所属しておりましたが高校時代はすでに剣道よりもバイクに気持ちが傾いておりました。
中高6年間剣道部に所属しておりましたが高校時代は殆ど稽古には参加しない日々でした。
そんな私も父親になり長男が中学生になった頃剣道がしたいといったのを大変嬉しく思い防具を買い与え、その後自分も復帰いたしました。
経験者の私でしたが初心者の方たちと一緒にジャージ姿で素振りからもう一度剣道を始めました。
私が所属した剣友会は大阪拘置所の先生も参加している本格的な道場でありました。そこで成人して改めて剣道に対して私なりに色々と考えることがありました。

日本の武道は先生の教えを 見て、真似て、習得する ことがこれまでの流れだったと私は理解しています。
時代は流れ本を読んだり先生の教えだったりをイメージして習得していった時代からネットで実際の画像で理解する時代に変化しましが、時代が変われど真理は変わらないなと理解しています。

剣道の勝敗は 技前で決まります。
打つ前に勝敗は決まっています。
見た目に打ったことで勝敗が決まります。
これは全日本選手権や京都大会などを見ればわかります。
暫く前の勝敗優先の見苦しい剣道に対する協会の反省が見られます。
日本剣道の将来を考えると正しい判断だと思います。
剣道昇段審査会の六段以上の審査会場を見ていると 着装がダメだとまず
審査には合格しないと私は思います。
全日本女子の第一人者の先生は私の知り合いですが、申し訳ないですがあの着装では八段昇進は無理だと私は思います。
剣道は当てっこで勝敗が決まるものではありません。元々は真剣で斬り合いをしていた訳です。きっちり仕留めないと反撃され自分が死ぬ訳です。
今はそれが出来ないので竹刀でやっている訳です。
相撲も柔道もインターナショナルな競技になった為に本来とは違った方向になってしまいました。
これと同じことを剣道はやってはいけません。
別に外国の人々に理解していただく必要はありません。理解する人は理解しますし先生方もそういう教え方をしないと剣道は滅びますよ。
別にインターナショナルになる必要はないと思いますが、もう少し分かりやすい指導が出来る人材が必要だと思います。

刀で斬り合いをやっていた時代から 今は防具も必要じゃ無いかもしれません。
そんな時代の 『剣道』 考えてみても良いかもしれません。



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