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社交不安障害と運命

「人前で話すとき、心臓がバクバクして、声が震えてしまう…」

「初対面の人と話すとき、何を話せばいいのかわからず、頭が真っ白になる…」

「人からどう思われているのか気になって、周りの目が怖い…」

もし、このような悩みを抱えているなら、

あなたは社交不安障害の可能性があります。


社交不安障害とは、

社会的な場面で強い不安や恐怖を感じ、

日常生活に支障をきたしてしまう精神疾患です。


私も長年、

社交不安障害に悩まされてきました。


学生時代、

授業中に先生から指名されると、

緊張で顔が真っ赤になり、

声が震えてうまく答えられませんでした。

周りの生徒の視線を感じ、

恥ずかしさで穴があったら

入りたい気持ちでした。


その経験から、

人前で話すことがトラウマになり、

発表やグループワークを

避けるようになりました。


社会人になってからも、

会議やプレゼンでうまく話せず、

上司や同僚に迷惑をかけてしまうことが

多々ありました。

飲み会や懇親会にも、

うまく馴染めず、

いつも端っこで一人でいることが

多かったのです。


「なぜ自分はこんなにダメなんだろう…」

「周りの人は普通に話せているのに、なぜ自分はできないんだろう…」

そんな風に自分を責め、

自己嫌悪に陥る日々。


人と関わることを避け、

孤独を感じ、

生きづらさを抱えていました。


しかし、ある時、

このままではいけないと思い、

勇気を出して心療内科を受診しました。

そこで、

社交不安障害と診断され、

治療を受けることになりました。


薬物療法や認知行動療法など、

様々な治療法を試していく中で、

少しずつですが、

症状が改善されていきました。


以前は怖くて仕方なかった人前で話すことも、

少しずつできるようになってきました。

もちろん、今でも

不安や緊張を感じることはあります。

でも、以前のように、

不安に押しつぶされそうになることは

なくなりました。


社交不安障害は、

決して恥ずべきものではありません。


適切な治療を受ければ、

症状を改善し、

より豊かな人生を送ることは可能です。


もし、あなたが

社交不安障害で悩んでいるなら、

一人で抱え込まず、

信頼できる人に相談したり、

専門家の助けを求めてみてください。

そして、

どうか忘れないでください。

あなたは一人ではありません。

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