心霊現象ところかまわず

母の心霊体験

私の母方の祖母は母が３歳の時に亡くなりました。

それ以来、母を育てていたのは母の祖母でした。

その母の祖母も母が小学生の時に、入院中に病気で亡くなったとのこと。

その日に親戚一同が集まり、家の１階ではお通夜からお葬式の準備までを大人たちによって始められ、その親戚たちの子供らや小学生だった母は、その作業の邪魔にならないよう、みんな２階に追いやられたそうです。 

昔は今と違い斎場ではなく、各々住んでいた家でお通夜からお葬式まで執り行うことが当たり前だったのです。 

１階では大人たちが忙しくお通夜の準備をしたり、通夜振舞いのお料理やお酒の準備でてんてこ舞い。そして２階では集められた子供たちが意味も分からずはしゃいでいる。

しばらくすると、大人たちが血相を変えて２階に駆け上がって来たのです。

子供たちは全員、はしゃいで遊んでいたことを叱られたのかと思いしゅんとしている。

そんな子供たちには目もくれず、大人たちはあちこち何かを探し回っているのです。 

「水、水、水どこに隠した？」

「花瓶の水か？」

「バケツの水をひっくり返したのか？」 

大人たちの問いかけに、子供たちはきょとんとするばかり。

そして今度は大人たちがきょとんとした表情になる。

そして何やら不思議そうに部屋を見やり、すごすごと１階に戻って行った。 

実は、まさに祭壇を組み立てようとしていたその部屋で、天井からバケツの水をひっくり返したかのような水が落ちてきて、部屋中が水浸しになっているのです。

昔の家なので、水回りはすべて１階にあり、水漏れするような配管も無いのです。

そしてその夜。

仏間にお布団を敷いてもらい、眠りに就こうとしたその時、黒い着物のようなものを来た人影がふすまの隙間から覗いているのです。

母はすぐにそれは亡くなった祖母だと思ったということです。 

天井から落ちてきた水は、きっとこの世に一人残されるまだ小学生の母を案じての涙だったのか、そして置いていかなければならない孫（母）を不憫に思い、ふすまの隙間から覗いていたのでしょうか。 

実は、この水が落ちてくる現象に関して、私の姉（長女）が亡くなった後、同じ現象が実家でも起っているのです。 

それは、みんなが寝静まった夜中の話。

実家も水回りは１階にしか無いにもかかわらず、長女が使用していた部屋のある２階から１階の両親の寝室に水漏れが起きたのです。

その日は雨も降っておらず、もちろん雨漏りするような家ではないのです。

この現象、とても興味深いのですが、どなたかご存知でしたらコメントよろしくお願いいたします。

姉（次女）の体験

私のもうひとりの姉（次女）は、長女が不慮の事故でこの世を去った後、長女が使っていた広めのお部屋を引き継いで使用していたのです。 

姉（次女）が昼寝をしようと横になっていたある日のこと。 

「とん、とん、とん、とんとんとんとん、とん」と独特のリズムで誰かが階段を上がってくる音がする。 

聞き覚えのある足音。。。「おねえちゃん！」 

それは亡くなった姉（長女）の足音だったのです。

忘れ物でも取りに戻ったのでしょうか。

あの世へ旅立つ前に。

姪の娘の体験

今は４歳の姪の娘はかなりの霊感体質。

もともと小さい子供は、あの世からこの世に来ている年数も短いので、感覚としてはあの世の感覚で、肉体の目で見るより魂の目で見ることが多いのです。

そのせか、かなりの霊現象に遭遇しているよう。

 姪たち夫婦は寝室を２階に設けているらしく、就寝時間になると、みんなで一斉に２階に上がるのです。

姪が娘を抱いて２階に上がることもあれば、旦那さんが一緒に連れて行くこともある。その階段の上部には明かり窓がはめられているようで、その踊り場にくると、その娘は決まってこう言うのです。 

「め！」「め！」「め！」 

言葉を話し始めの頃だったので、何を言っているのか分からず

「うん、そうだね。」と適当に相手をしていたよう。 

少し成長して言葉がだいぶ話せるようになってからは

「見てる！」「いる！」と何かを見ているよう。 

もう少し成長してもっと話せるようになったころ、夜２階に上がろうとすると決まってぐずり、「入ってくる」「そこにいる！」と何かに怯えて泣きじゃくるようになる。

残念なことに、と言うより幸いなことに、姪夫婦はまったくの霊感ゼロ人間。

何も見えないし、気配も感じないのです。 

ついには、「入ってきた！」「目が怖い！」「赤いの！」「長いの！」 

いったい、彼女の眼には何が映っているのか皆目見当もつかない姪夫婦なのです。 

「とりあえず、絵でも描いてもらったら？」の私の一言が大変なことに。。。

その絵に一同驚愕するのでした。（絵に使用許可が下りず、でもこんな感じです☟）

私も見たのですが、この背景を赤く塗りつぶしたような絵でした。

カマらしいものが描かれ、頭にはフードみたいなものを被っていました。

（ここまで完成度の高い絵ではなかったですが。。。笑）  

その他にも、「緑の人、目が４つ 」とも言っていました。

 いったい、階段の踊り場の窓から何が入って来ていたのでしょう。

それからというもの、姪たち夫婦は２階に上がれなくなったそうです。

 今日も最後まで読んでいただきまして、どうもありがとうございました。

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イラスト・写真提供元：
廃墟の部屋b2人影 / illust AC ニジンさん
校舎_階段 / illust AC acworksさん
死神シルエット / illust AC まぁくさん