激しい風での「大島のボレロ」
起きたら風がどえらく吹いてた。すごい風だ‥本番なのに大丈夫か？
パフォーマンスの場所の野田浜の状態を見にいきたいと思ったがみんな起こすわけにも行かず、とりあえず喫茶店に行き朝飯食べながらマスターになんとはなしに話す。
「そうだね～風強いね、本番だもんね。あ、じゃあ○○ちゃん（バイトの人）、車でこの人野田浜まで連れてってあげて」
有り難え〜マスターにはお世話になりっぱなしです！！野田浜に着いてみると海は荒れているが大丈夫そうだ。あとは青木さんとなる流木を立たせとかなきゃいけないから風にも負けないように固定しとく。本番終わるまで倒れるなよ〜流木！
この日のパフォーマンスは14時から野田浜で開始。
青木さんをイメージしたものを作りながら、そこから中心におれ、樋口さん、kさん（本番はいないがyossyさんとコージローも）に波及して（波及の仕方はそれそれぞれ）更に大島のきてくれた人達にも波及していく。
滞在制作した期間の全てがボレロが流れている15分に集約して、そこからきてくれた大島の人達を交えて7分のボレロを流して曲の終わりでおれらはそれぞれの道に戻っていくという流れ。
おれを含めた五人がこの大島での期間体感した事をパフォーマンスでそれぞれ表現する即興的空間。実際に身体があるのは三人だけど意識としては五人いる。 このパフォーマンス、いや、この期間を通して体感した事でそれぞれにどんな発見があったんだろう、ただ元に戻るだけなのかもしれないし道がまた交差するかもしれない。
青木さんの聖域に踏み込もうとしたり、周りにアイデアを伝える言葉が足りてなかったり、前日に至ってはもうめちゃくちゃです、おれ。
この企画の一週間は濃すぎる。おれのここでの体感をパフォーマンスで表現できたかは疑問だけど樋口さん、kさんは楽しそうにやっていたので一安心。yossyさんとコージローも楽しんでくれてると勝手にイメージ作ってました（笑
大島の人もわざわざ10人もきてくれて本当に嬉しかった。喫茶店で直接話してチラシ渡したのが効果的だったんだろう、ありがとうマスター！
分からないものを食い入る目でみてくれていて少しは伝わった気もする。
勿論青木さんも来てくれて感想を聞くと「浅いな」と一言。でもちゃんと言ってくれて有り難い。
最終的に出来たイメージの青木さんを型どった流木は青木さんの家の前にあるロバの我楽多市に置いてもらった。
大島のボレロは終わったけどそれぞれのボレロが引き続き流れているんだろうなぁと思い帰路につく。
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