動画の役割について思うこと


 今回は、動画の役割について書いてみたいと思います。皆さまは普段からスマホやPCで企業の動画などをご覧になっていると思います。特に概要をサクッと知りたい時には短めの動画があると大変助かりますよね。いきなり細かな文章など読みたいと思わないと思います。

 そんな、動画をいかに活用するかはBtoB、BtoC企業に関わらずデフォルトになっているのではないでしょうか。しかしながら、この動画はブランディング系から説明系まで幅広い。なので、いざ動画を作ろうと思った時に、どのように作ったら良いか壁にぶつかるのではないのでしょうか?

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動画の役割を明確にする

 動画を作る際には、まず何をしたいか目的をしっかりと定義します。まずはブランディング動画と説明動画という2つに絞ります。ブランディング動画は、信頼感や安心感など情緒部分に作用するもので内部での制作は難しく外部に依頼する必要があります。説明動画は、使い方などの機能情報を分かりやすく伝えるもので内部で制作することが可能です。

 弊社によく相談があるのが、内部では制作の難しいブランディング動画です。このブランディング動画を作る際に、アレもコレも入れたいというご相談を頂きます。お金を出して作るので様々な内容を入れ込みたいという気持ちは分かりますが、それをしてしまうと何が言いたいのか分からない動画になってしまいます。皆さまも、秒数が長く何が言いたいか分からない動画を見たくないと思います。

ターゲットとシチュエーション

 まず、その動画がどのようなシチュエーションで見られるのか。ウェブ上やタクシーに出て来る動画広告なのか、イベントやサイトに来た際に見てもらう動画なのか、サイトの中でも採用ページを見た時に見てもらいたい動画なのか。ターゲットとシチュエーションで内容も大きく変わりますので、よく整理してから依頼頂くと双方不幸にならずにすむかと。

 そもそも、ブランディング動画が必要になってきている背景として、BtoB企業でもモノやサービスがコモディティ化してきているので、機能が同じであれば印象が良い方から買ってしまうという事も起きているからだと思われます。最近、BtoB企業のCMが増えてきているのもそうした背景があるのではないでしょうか。

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投資対効果

 ブランディング動画を作る際に、必ず言われる投資対効果のお話。その動画によってどれぐらいの効果を得られるのか。例えば、「売上が増える」「採用者が増える」「投資家が増える」など最終的なゴールは定量的なものが多いわけですが。短期間では結果が見えにくいので、二の足を踏む企業も多いわけです。最近好んでお話しているのは、「営業の訪問が難しくなっているので、その代わりとして印象の良い動画を作ってみては」と提案しております。その意図としては、動画が安ぽっいと、それがそのまま企業のイメージにも繋がりかねません。

 印象の良い営業マンと同じ役割を動画に持たせる事ができれば、情緒部分を補う事ができデジタル接点でも信頼性が出て来るのではないでしょうか。見た目の印象で損をしないように動画も上手く活用頂けたらと思います。

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