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2021/09/30 朝の話 授業づくりのポイント 発問について

おはようございます。
今日は先日ある先生と授業の組み立てをしていた時に気になったことがあったのでお知らせしたいと思います。

その先生は細かく子どもたちに質問をしていてキャッチボールをしながら授業を展開していました。
一見、会話の中で話が進んでいるようでいい授業のように見えますが、質問の内容は一問一答形式で、子どもたちは全く考えずに答えを出すことができます。

例えば、今日は晴れていますか?朝起きたら歯を磨きますか?友達に会ったら挨拶をしますか?的な感じです。答えがすぐに見つかるまたは「はい」か「いいえ」ですむような内容です。これでは子どもたちは考えることはしません。
復習内容を確認することであれば、テンポよく進むという意味ではありなのかもしれませんが、学びにはつながりません。

私は発問する際に次のポイントを意識しています。
・その発問の回答が5つ以上見つかるか。
・発問の回答を得た後に聞き返しができるようなものか
・その発問はお互いに考え合えるようなものか

これを1回の授業中に2、3個用意しているだけで十分授業の活気が出ます。自分が予想できる回答以外のものが出てくればなお良しです。授業は生き物なので予定調和で進んでも一つも面白くありません。発問者も回答者に興味を持って聞こうとする態度であれば、回答者も回答のしがいがあったものです。自分の回答に興味を持ってくれる先生であれば、また、必ず興味を持って聞き返してくれる先生であれば、適当な回答はせずに、考えて回答をする習慣がつきます。

より良い授業づくりの参考にしてください。

それでは

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