【ドキュメンタリ】『プレジデント』ジンバブエ大統領選と映像人類学的インパクト
なんという強烈なインパクトの塊のような映像なのだろう。
例によって大きな波乱となった2018年ジンバブエ大統領選挙の一連のストーリーを描く、デンマークのカミラ・ニールセン監督によるドキュメンタリ映画『プレジデント』は終始濃密に多くのひとの思いが詰まった映像だった。
ジンバブエにおける選挙は、日本とはまるで違う意味でドラマチックかつ波瀾万丈と言いたいところだが、そのようなある意味健全そうな言葉で片付けたくはないほどに不正と暴力の緊張がずっと高まった状態で行われる。
ロバー