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【アフリカ映画】『ブラッドダイヤモンド』
2006年製作/143分/アメリカ
原題または英題:Blood Diamond
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2007年4月7日
監督:エドワード・ズウィック
アフリカを題材にした映画
ブラッドダイヤモンド
を久しぶりに。
![](https://assets.st-note.com/img/1729126460-BS4E5wI6e2vHqo9dMWPRTLhs.jpg?width=1200)
ディカプリオ主演で
衝撃なのは冒頭数分で
穏やかに暮らす村に、同じアフリカ人の民兵達が襲ってくるシーン
ここは本当すごい無惨。
同じ人間をこんなに遊びみたいに殺めたり傷つけられる
長袖?半袖?
と聞いて、手首を切るか肘から切るか
そんな世界から始まり
1人のアフリカ人のソロモンが家族から切り離されダイヤモンドの採掘労働に駆り出されていく
その後出会うのが
ダイヤモンドの密輸、売買をするディカプリオ
![](https://assets.st-note.com/img/1729126442-K8Lu5Zv6YES9spJPd32IltWO.jpg?width=1200)
ソロモンは家族を
ディカプリオはピンクダイヤを求めて
危険地帯に潜入していく
そこで見つけたのは
麻薬漬けにされ、人を殺すことに痛みを忘れさせられたソロモンの長男
ソロモンはなんとか息子を取り戻そうとする。
ソロモンの父親としての家族愛が強く
口数は少ないながら
曲がったことには屈しない精神
いやぁ。
あんた、男だな!と何度拍手を送ったことか!
ディカプリオの演じた役も
また、家族を惨殺された過去を持ち
人を信じれず生きてきた
白人とアフリカンの
結ばれた絆も
白人同士騙し合う姿も
醜いながら
これが人間
と見せつけられた。
ここにもやはり
悪と正義の本質があり
民兵は
外国人によって奪われるダイヤモンドを自分たちのものに取り返す
という一面もあるのだ
![](https://assets.st-note.com/img/1729231510-1zLT7PIcoDmsCvJZOwMbq9hr.jpg)
やり方は良くない
けれど、ここにも彼らなりの正義があった。
人は欲に目が眩む
お金よりもっと豊かな暮らしをしているにもかかわらず
新しいもの、高価なもの
生活の質を上げ続けることに
キリがない
国も然り
だけど
その犠牲になるのはいつも女、子供
なす術もなく
命懸けで産んだ我が子を殺され、連れ去られていく
そんな世界が
いつまで続くのだろう
ディカプリオがラストシーンで砂を触るシーンがあった
きっと、この人はアフリカの地にまた
還ってくるだろう。
深い深い映画でした。
レン
参考1: 紛争ダイヤモンドについて
参考2:Amazonプライム・ビデオ