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教職の授業で先生に言われた、たぶんとても大切なこと。

「こんにちは。午後もがんばりましょう。」
「下書きを保存しました。続きが楽しみです。」

noteのデフォルトの文言は誰が考えているのだろう。ほとんどのSNSに見られる刺々しさがない。すなおに「がんばろう。」と思える。

去年の10月下旬、教職のオムニバスの授業で「特別支援教育」がテーマの回があった。


今思えば、ちょっと興奮状態(軽躁状態)にあった僕は、授業内容と先生の人柄に惹かれたのだろう、授業後に別室で次のような質問をした。

生徒指導・教育相談・進路指導、特別な支援を必要とする子どもの対応、、、

他にも、
・道徳
・総合的な学習(探究)の時間
・特別活動
・教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む) ←ネーミングセンス!
・大前提として、教科指導
などなど

学校の教員になりたいと思っています。考えなければいけないことがたくさんあることは分かります。では、教員として生活する僕はどのように生きていけばよいのでしょうか?

みたいな、とんでもないことを聞いたのだと思う。それに対して、先生は次のように答えてくれた(当時殴り書きしたメモを文字起こしして、適宜情報を加えました)。



自分の「軸」を作ること。そしてそれを守ること。


20年・30年も生きていれば、必ず価値観が生まれる。好きなもの・嫌いなもの、良いと思うこと・悪いと思うこと、許せること・許せないこと。これら価値観は人によって異なる

ただし、自分の価値観に近い考え方のものはあるし、人もいる。本を読んだり映画を観たりして、それを見つけてほしい。また、学校現場や大学、様々なコミュニティーでそういう人と出会ってほしい。

社会ですごいと言われている人が、自分に合う人とは限らない。自分がすごいと思った人でさえ、自分に合う人とは限らない。

そして、読んだり見たり、話したり聞いたり、考えたりすることで、自分の価値観を揉んで外から眺めて、自分の「志向」を知る

自分の志向、つまり、自分の意識はどこに向いているのか、何に興味・関心があるのか、強みは何か、一番やりたいことは何なのか。それに気づこう。

それは教科指導なのか、生徒指導なのか、教育相談なのか、進路指導なのか、特別支援教育なのか。もっと具体的な何かなのか。

すべてを完璧にすることはできない(当たり前)。

自分の「軸」を知って、それを大切にすること。その上で学び続けること。そして、目の前の子どもに向き合うこと。(了)



教育学の先生は、現場に近ければ近い人ほど「人間」を見ている。授業を受けたり、論文を読んだりしていると、日本語が色々おかしかったり、「何書いてるのこの人、やば」みたいな経験をしたりもするが、それでも伝えたいことが「何となく分かってしまう」のは、彼らが「人」を深く深く見ているからだろう


ふとしたきっかけで文字に起こすことができてよかった。僕はこのページを何度も読み返すことになると思う。


コインランドリーの待ち時間で食べた、いちご大福。

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