見出し画像

本命彼女か見極めるためのスタンプラリーをしていた

「ド本命彼女になるには?」
「本命になるための4つの方法」
「男が本命にだけ見せる仕草」
最近、本屋でもSNSでも
この手のものが多すぎる。

じつは私も
少し前までこの考えに取り憑かれていた。


前の彼と付き合い始めた時。

私は彼のド本命彼女になったと思い、
優越感の絶頂にいた。

だけど、

何気ない彼とのことがただ幸せだったのに、
女友達へのマウントの材料にしてしまったことがある。
そんなことから始まって、
いつしか、彼への感謝は薄れていき、
彼自身のことではなく、
「彼がどれだけ自分のことが好きか」ばかりに
目がいくようになった。

そして。
この優越感が続くように、
いつしか、してくれたことやして欲しいことが
項目になってスタンプラリーになった。

  • ラインをきちんと返事してくれる。

  • 高価なプレゼントをくれる。

  • すぐに性行為を求めてこない。

  • 自分の存在を周りに隠さない。

  • 何でもない日もプレゼントをくれる。

これを外れると、
「私を大切にしてくれない!」と憤慨して怒って、
これからプラスして何かあると、
「私は愛されているんだ!」と安心した。

この項目は、
いつの間にかアップデートしていた。
女友達の彼が、記念日に花束をくれると言えば、
私もその項目が追加された。

そして、私は、
彼は「これをしてくれた」「してくれなかった」と
スタンプラリーをしていた。
彼にとっても、一緒にいづらかったと思う。
それでも我慢してくれて
二年付き合って別れた。



この苦い経験から、
「彼にとって自分がどんな存在か」カテゴライズしないことが教訓になった。

そんなド本命彼女スタンプラリーに
固執する自分も辛くなるし、
相手にもとても失礼だ。

やはり恋愛は、頭でスタンプラリーするより
感情でする物だ。

「彼が高価なプレゼントをくれる」よりも
「居心地がイイ」とか
「一緒にいると楽しい」とかが大切なんだ。

今は、彼がありのままにしてくれたことに
素直に感謝できる。

ネットや書籍の情報では
項目を押し付けてくる。
そんなスタンプラリーをするのはよくない。

こんな当たり前のことだけど
気がつけて、
一歩先に進めてよかった。



ps.もう誰にも同じことしてほしくないので
そっとこのエピソードを置いておきます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?