【SE向け】Aerospikeの核「NoSQLデータベース」を技術責任者が解説!
システムエンジニア・DX推進ご担当者様向け!
ITプロフェッショナルへ宛てたAerospike(エアロスパイク)のアーキテクチャ、IT技術をご紹介するエビデンスnote第2弾です。
ビジネス=貢献を、止めない。Aerospike。
Aerospike(エアロスパイク)日本法人マーケティングチームの日野です。
本日の更新は月に一度の、システムエンジニアさん向けエビデンスの回でございます!
今回はAerospikeの核になっているNoSQLデータベースの性能比較と、そこからリアルタイムデータプラットホームに進化していった歴史を引用・ご紹介します。
元記事を書いた当社の技術責任者が登壇するオンラインセミナーは4月27日(木)14:00〜開催予定!明日の午後、ご予定空いてるSEさんやDX推進関係者・SIer・ベンダー関係者はぜひお気軽にご参加ください!
来週水曜日は、ベネフィットとわかりやすさ重視のnoteに戻ります!
「世界のAerospike導入事例〜IoT製造業 or AWSもっと詳しく」もしくは「文系でもわかる情シス用語入門第2回『データベース』」の予定です!
引用元:Qiita Aerospike公式アカウントの投稿より
Aerospike製品詳細はこちら→
Aerospikeの紹介
はじめに
Aerospikeは、キー・バリュー型のNoSQLデータベースとして、提供が開始されました。
そして現在、このNoSQLデータベースを核に、リアルタイムデータプラットフォームとして拡張を続けています。
これにより、Aerospikeは高性能はNoSQLデータベースとしての利用から、高い一貫性を求める金融システムでの利用まで、幅広く使われています。
拡張を続けるAerospikeとは何なのか、詳しく知っていただき、触れていただくきっかけになれば幸いです。
無償のエディションや、有償版の評価ライセンス(制限あり)もありますので、気軽にご利用いただけます。
Aerospikeとは
Aerospikeは、アメリカのマウンテンビューにあるAerospike社が提供する製品、ソリューションおよびサービスを表す名称です。
このAerospikeの核となるのは、リアルタイム・マルチモデルNoSQLデータベースであるAerospike Database 6です。
ここでは、Aerospike Database 6を中心に、Aerospikeを紹介します。
Aerospike社サイト
https://aerospike.com/
Aerosike日本語サイト
https://aerospike.com/jp/home/
リアルタイム・マルチモデルNoSQLデータベースって?
簡単に書くと 『超高速で、様々なデータモデルが、様々な構成(メモリ、SSD等)で使えるNoSQLデータベース』 です。
Aerospikeの歴史
Aerospikeの歴史は以下の通りです。
2010年:キー・バリュー型のNoSQLデータベースソフトウェアとして、citrusleafの名前で提供開始。(バージョン2以前)
2012年:名称をAerospikeに変更。(バージョン3以降)
2014年:無償のオープンソース版のAerospike Server Community Editionの提供を開始。(有償版はAerospike Server Enterprise Edition)
2020年〜:NoSQLデータベースを核とし、以下の製品、ソリューション、サービスを提供。
2022年:バージョン6を提供中
要約すると、Aerospikeはキー・バリュー型のNoSQLデータベース・ソフトウェアとして提供開始し、その後、機能や関連製品を増やし、ソリューションとクラウド上のサービスの提供を始めています。
Aerospike Database 6 の特徴
ここでは、Aerospikeの核であるAerospike Database 6 の特徴を説明します。
NoSQLデータベースとは
まず、NoSQLデータベース(以下、NoSQL)とは、リレーショナル・データベース(以下、RDB)以外のデータベースを指すもので、スキーマレスなデータベースと表すこともできます。
参考:
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/NoSQL
AWS https://aws.amazon.com/jp/nosql/
主要なNoSQLのモデルには、以下のようなものがあります。
キー・バリュー型
ソート済みカラム指向
ドキュメント指向
グラフ指向
Aerospikeは、キー・バリュー型であり、バリューとして文字列、数値、MAP、List等を扱うカラムを持ちます。また、現在ではドキュメント(JSON)も扱えます。グラフへの対応も進行中です。
NoSQLとRDBの比較
一般的なNoSQLとRDBを比較して、NoSQLの特徴を示します。
NoSQLは、大量データおよびデータ増加が見込まれ、高速、大量アクセスの対応が必要なシステムに向いていますが、一貫性やトランザクションが必須の場合には向いていません。
それぞれ傾向であり、個々のソフトウェアでは当てはまらない場合があります。
したがって、それぞれの対象となるシステムは、以下のようになります。
リレーショナルデータベース
一貫性を要求されるシステム
金融処理
検索性能が要求されるシステム
ECサイト
NoSQLデータベース
高速性能が要求されるシステム
ネット広告
不正検知システム
大量データの処理が必要なシステム
IoT
データ分析
AI
Aerospikeと一般的なNoSQLの比較
以下がNoSQLデータベースの代表的なものです。
Apache Cassandra
Couchbase
MongoDB
Redis
DynamoDB
Aerospikeは、開発当初より他のNoSQLデータベースの問題点を踏まえて開発されています。
そのため、他のNoSQLデータベースより性能に勝っている場合が多くあります。
次に、Aerospikeと他のNoSQLとを比較して、Aerospikeの特徴をあげます。
Aerospikeのエディション
現在、Aerospikeは、3つのエディションがあります。 https://aerospike.com/products/features-and-editions/
Community Edition
Standard Edition
Enterprise Edition
Enterprise Editionを評価したい場合は、Aerospikeのホームページの右上の「Try now」をクリックしていただくと、AWS上または自身のPC上での評価版の利用方法が表示されますので、ぜひご利用ください。ただし、これはシングルノード(一つのサーバ)での評価となりますので、マルチノードでご利用になりたい場合は、お問い合わせいただくか、Community Editionをご利用ください。
また、クライアントからどのようにAerospikeが利用できるかは、同じページの「Start coding immediately」からご確認いただけます。
Community Editionのご利用につきましては、以下よりご確認ください。
https://aerospike.com/download/#aerospike-server-community-edition
最後に
今後、Aerospikeのアーキテクチャ、評価版やCommunity Editionのご利用方法などの記事を掲載しますので、ご期待ください。