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すずめの戸締まり感想

良すぎてポスター買っちゃった…映画館で何かグッズ買ったの初めてだ…

※まとまりのない長文、自分で読み返す用の感想、駄文

ネットでいろいろすばらしい解釈を見る前にちゃんと拙くてもいいから自分の感想を書いておこうと思った。

すずめの戸締まり、現実と向き合って前向きになるような映画だった。新海誠作品の中で一番腑に落ちたしめちゃくちゃ良かった。

映画のエンドロールを見て泣きながらぼーっとした頭で思ったのが新海誠は人の親になったんだな…ということだった(何様?)
新海誠本を見て余計そう思った

君の名はや天気の子は自然災害が舞台装置感あったからエロゲー!セカイ系!キャッキャッみたいなこと言えたけど、すずめの戸締まりは現実の災害に向き合ってて「この世界の片隅に」を見終わった時とおなじ気分だった(戦争中も戦後も人は生きてて日常は続く、みたいな映画だった)
映像作品で思い起こさせてくれてありがとうという感情
綺麗?どこが?のシーンを見られて良かった
絶対自分はのんきに綺麗だなって言っちゃって気づかない側の人間だから

ダイジンを人柱にヒロイン(草太)も世界も助かるの切ない
天気の子ではヒロインか世界かの2択だったのと対照的だった
現実ではどこかの地域の人が割を食ってることを忘れずにその土地の人の声に耳を傾けろってことなんだろうかと勝手に思った

4歳のすずめを死後の世界で救うのが亡くなったお母さんの霊とかじゃなくて未来(現在)のすずめ、明日のすずめだってわかる所が良かった
死人に口は無いから すずめが自分自身で色々な想いを整理して前向きにいってきますを言うのがよかった

君の名はでは田舎の建築業者の利権のしがらみみたいな部分も描かれてたけど、「大事な仕事は見えないべき」みたいな草太のセリフに新海誠の建築業者とか社会の基盤的な当たり前を支える仕事の人へのリスペクトが込められててよかった
新海誠の実家の建築業への想いが透ける描写すき
すずめのお母さんが医者でものづくりが好きな人なのもなんかその辺の想いが込められてそう
でも大事な仕事してる人は「ごめん同窓会には行けません今シンガポールにいます(大成建設)(新海誠監督CM)」くらいのイキりはしてほしい。偉いから。ネットではシンガポールネタになってるけど…。

すずめのPVはじめて見たとき、女の子のキャラデザが萌え系じゃなかった(アホ毛のあるアニメ的ではないひっつめポニーテール、面長、目のバランスが上の方、リアルな膝丈スカート)ので、「ブヒれるかな…」と不安になってた
でもすずめが主人公で草太がヒロインだったので問題なくブヒれた。
イスの草太って「少女性」なんじゃないか?ちいさな体に大きな使命背負ってるしよお…

あと道中ですずめの服装がいろいろ変わっていく中で最終決戦で制服に戻るのめっちゃいい。最高。やっぱ青少年が覚悟決めるときは制服だよな!!!!制服最高!!!

あと雲のタイムラピスの育った入道雲の上が平らになってくやつ、これでよこれ!入道雲ってこうなるよね〜になった

ルージュの伝言とか、ルパンみたいなオープンカーとか、作中Twitterでダイジンが「リアル耳をすませば」って言われてたとことかで、新海さんも内に向けたエロゲーから外に向けたジブリになりたかった、なろうとしたのかなとか勝手に思った。映像作品や音楽の力で前向きになってほしいみたいなパワーをひしひしと感じた(勝手なオタクの妄言)

めっちゃいい映画だった〜!!!!!!
新海誠本もよかった。君の名はの構想文にぼくは真理の中が入ってるのめっちゃ笑った。

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