ケニアAAトップ・キリニャガ
ワイルド珈琲で購入したケニアAAトップ・キリニャガの二回目の焙煎です。週末に向けて、何を焙煎しようかなと思った時に、最近フルシティが続いていたので、深煎りがいいなと思い、深煎りでもイタリアンまでは行ったことがないなと思い、イタリアンもOKなケニアを選びました。イタリアンかー、2ハゼの先の世界。間違えると炭になる危うさを感じつつも、あのケニアをイタリアンでと思うと、楽しみでしようがなくなります。
まだ緑が残る豆の状態もよく、ハンドピックです。
250g中、37gをハンドピックではじきました。ピーベリー、貝殻豆、未成熟豆が多め、虫食い、エレファントがチラホラ。ハンドピックを始めた当初は、もったいなくなってはじくのをためらっていたのですが、焙煎のムラ、チャフの大量発生、焙煎後に結局はじく、という結果になるのだなと分かってきたので、念入りに3回、ハンドピックしています。
豆の特徴なのか、他の豆よりケニアはハゼがやや遅く、けれど力強い音です。2ハゼのピークではハゼと同時にチャフが飛び出てきていました。2ハゼのピークがきて、少しずつ音が弱まり、チラホラハゼ音が聞こえて、ほぼ音がなくなり、一呼吸おいて煎り止め。
色ムラもすくなく、いい感じの焙煎度合なので、イタリアン達成とします。
焙煎直後の抽出はやっぱり点滴です。イタリアンということもあって、80℃まで水温を下げて、贅沢な30gを200ccに一滴一滴抽出していきます。ポットの点滴の位置はそのままに、どこにいてもお湯がネルの中心に向かうよう回していきます。ネルに点滴をすると、コーヒーのエキスが詰まった同じ量の点滴がネルからミルクパンに落ちていきます。正直、最後の方は、腕がぴくぴくしつつ、早く終えたい気持ちを抑えつつ、メモリが200ccになるのを待っている感じです。
飲んでみると、あ、苦みが前とは違う、イタリアンだとここまで変わるのかと感じました。しっかりとした苦みを感じた後に、酸味が追ってきて、旨みに変わり余韻が続きます。多分、この旨みの余韻はこの苦みがあってこそなのだろうなと感じました。
そして本日のコーヒーのお供は、北海道の名菓、雪鶴のハスカップ。ふんわりブッセの中にはあまずっぱい味わいのハスカップ。あぁ、美味しいなとコーヒーを飲むことを忘れ、コーヒーを飲んでいると美味しいなと雪鶴を忘れ、後々考えたら、コーヒーを飲んで、苦みから酸味を感じる時を狙って、雪鶴を食べれば面白かったかもなーと。
焙煎から2日目~3日目のケニアは香ばしく、華やかな香りが引き立ってくるので、これから飲むのが楽しみです。