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午後のロードショーな1日

七夕はプレデター!
今年最後のセガール祭り!
8月はサメ!サメ!!サメ!!!

予定がない1日。
何もないならと調子に乗って昼過ぎまでベッドで過ごす。
日差しが強くなって、さすが寝過ぎたと思いながら、痛む背中をさすってモゾモゾと重い体を起こす。

寝巻きのままふとテレビをつけると、顔が濃い男たちがドンパチしてたり、ジャングルで巨大生物と戦っていたり、平和なお昼とは真逆の光景が目に飛び込む。
午後のロードショーだ。

『ハード・ターゲット』(Hard Target)1993年
『アナコンダ』(Anaconda)(1997年)

彼らがなぜ戦っているのかわからないし、主人公の名前すらわからない。なのに妙に最後まで見てしまう魔力がある。

映画が終わった後、タイトルを知って、最初から見てみたいなぁと思うのに、5分後にはもう忘れていることもザラだ。

誰も知らない映画を見ちゃった…!なんて思って息を巻いて映画好きの友達に話すと
「クロコダイルダンディが駅構内で人の頭のうえを歩いてヒロインと再会するシーン泣けるよね〜」
なんて返されて、あれって有名な映画だったんだぁ。なんて思ったり。

『クロコダイル・ダンディー』(Crocodile Dundee)1986年

VODサービスが普及して、学生の頃と比べると、映画は身近になった。
ただ、身近になったとはいえ、映画を見るとなれば、ある程度固まった時間が必要なので、少し腰が重いと感じる人も多いと思う。

映画を途中から見るとか、ながら見するとかいう選択肢がないなかで、午後のロードショーの絶妙なテキトーな感じはマジでスゴい。
どのタイミングで見始めても、見るのを辞めても、絶妙な満足感を提供してくれる。

『蛾人間モスマン』原題:『MOTHMAN』(2010年)

ちょうどいい脱力感のある満足感を得てもまだ16時。
まだ何かできる時間だ〜なんて思ってダラダラ過ごしていると、あっという間に日が暮れてくる。

予定がない日は何もしないに限るッ!なんて開き直って過ごしても、就寝前には、何もしない1日だったな、なんて少し落ち込む。

振り返ってみると、今日やったことは午後ロだけだなぁ。
とはいえ何もしていないワケじゃないので、ちょっとしたやり遂げた感を感じながらぐっすり眠る。

多分、たまに午後のロードショーを見る人の1日は大体こんな感じだと思う。

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