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私の純猥談 超短編「誰そ彼」

通りゃんしゃ 通りゃんしゃ
誰ぞと通る この意思を
処女と唄えば 誰ぞ泣く
踊る鬼に 見る鬼と
誰ぞ笑う 浮世の道を
通りゃんしゃ 通りゃんしゃ
我こそ想う この後を
事後が悲し 誰ぞ鳴く
好いた間夫と 泣かぬ猫
通りゃんしゃ 通りゃんしゃ
退いた 退いた 我が道だ

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