慢性疲労症候群(副腎疲労)が病院で治りにくい理由
「副腎疲労」という言葉はまだ耳慣れないと思います。
「慢性疲労症候群」、はどうでしょうか。
聞いたことがないとしても、この言葉の構成からなんとなく、
慢性的に疲労しちゃってる病気なんだろうな、というのは想像つくかと思います。
私は7年以上の間、良くなったり悪くなったりしながら続いていた不調が
昨年末この病気と判明し、1ヶ月半で自力回復したという経験があるのですが、その経緯や考察はマガジンにまとめていますので、お困りの方は解決のヒントがあるかもしれませんのでお読みください。
それ、鬱じゃないかも!?慢性疲労症候群を自力で治す方法
さて、「習慣」、特に「生活習慣」ってすごく大事だと思います。
こう書くとサラーっと流して読めそうな言葉ですが。
「習慣」、特に「生活習慣」ってすごく大事だと思います。
大事なことだから2回言いました。
だって、わかってるようで人ってわかってない。
自分が体験して身を以て知ったからです。
体にも地球にも優しい生活習慣にこだわりまくった時期
私が16年前初めて起業した時、もともとサプリメントの販売をしていたこともあり、健康習慣や環境のことって一般的な人よりかなり重要視してたと思うんです。
マクロビオティックなどのお料理を習ったり、
ヨガしたり、ぬか漬け、手前味噌の発酵ライフ。
子供が口に入れたら大変なことになりそうな洗剤、薬品等は
一切家に置かず、石鹸と重曹しかない家。
シャンプーも石鹸、リンスはお酢。
オムツも生理用ナプキンも布。
安心、安全・・・💕
地球、絶対汚さないもんね✌️的な。
人間のポテンシャルを最高に高めるライフスタイルだと思います。素晴らしかったと思います。
・・・
素晴らしいですけどね。そして私、こういうライフが多分すごく向いていて、とても快適でしたけど。
でもこのライフスタイル、例えば洗濯一つとっても、
粉石鹸で洗濯しようとすると、溶かすための時間がまぁまぁ必要だし、洗濯板も欠かせません。
布おむつ、布ナプキンなんて、普通使い捨てのものを洗濯するわけですから、当然手間も時間もかかります。
お料理もね。
まず出来合いのものを使わないっていうだけで時間かかると思いますが、
お野菜もこだわるわけですよ。
自然栽培とか、なければ有機栽培とか。
高いし、あと、使ったことのない野菜も、その時にそれしかなければ使うしかなかったり。見たことない山菜とかもそこには入ってきます。
好きでやってることなので、やってれば楽しいです。
ただ、時間はかかります。
今の主婦があんなに働けるのは、家電や便利な消耗品の充実と、
出来合いのものやいろんな調味料、サービスの発達があるからで、
家事というのは本来、一般的な労働に値する時間を割いてするものなのです。
だから働く時間は必然的に短くなります。
ぶっちゃけ、お金と時間に余裕がある人しかできません。
ナチュラルライフ。素敵だけど、経済活動との両立は結構難しい。
私ある時、ある出来事をきっかけに、経済的に成長する必要を痛感して、猛烈に働き始めたんです。
そしてその後色々あって離婚がいよいよリアルになってきたとき、シングルマザーとしてのこれからの生活を考えて、
会社員になろう!と決意。社員にして頂ける会社が運良くあり、しかもそこで私は心専門のセミナー講師という天職を果たすこともでき・・・
ただ、仕事があるというのはありがたいことでもあるんですが、そこでは想像を絶する、超絶ハードな働き方をすることになったんですね。
最初の半年はなんとか電車で通えていたものの、
通勤片道2時間弱。
朝7時に家を出て、終電で帰る日々の中、
仕事の内容もどんどん責任が重くなり、徐々に疲弊し始め、
半年後にインフルエンザに掛かったあとはなかなか回復できず、
自腹で車で通勤することにしたものの、
帰りはいつも家までたどり着けず、
途中のコンビニの駐車場で朝を迎える毎日。
そして帰宅、シャワー、出勤。
あの頃、子供達のことをどうしていたのか、正直記憶がありません。
そんなわけで最後の半年は、家事は週1-2回、プロの人にきてもらって、あとは子供達に丸投げだった私。
作り置きしてもらったおかずがなくなったら外食か、お惣菜。
私が最初していたようなナチュラルライフには、かなりの努力が必要でしたが、ブラック時代のライフスタイルは、そうせざるを得ないし、サービスも充実していたので、なるようになったらそうなった感じ。
つまり、できるだけせずに済むようにしてたら結果的に勝手にそうなった、ということ。
子供達には、元気で無事にいてくれて本当にありがとう、と今本当に、思う。
ナチュラルライフとその真逆、両方を経験して見えたこと。
そんなブラックな働き方を一度でもしてしまい、生活を後回しにしちゃうとそれって取り戻すのすごい大変で。
会社都合で退職せざるを得なくなったのが1年前のことですが、
おかしなもので、最初は個人なのに何故か、同じリズムで働いちゃうんですよ。
急に止まれないんですよね。
そして、毎日の料理の仕方も忘れてたし、
お掃除も、まとめてやることはできるけど、毎日することがよくわからなくなってた私・・・
もちろん、お味噌汁もカレーも、作れます。できるんですが、
「できる」、と「毎日する」って全然違うことなんだなと痛感💦
毎日するって習慣だから。
もう、そこの価値って全然別物なんですね。
そのころの私の習慣は、主婦・ママの習慣じゃなかった。
もう長い間、私の脳みそにとって毎日することは「生活」じゃなくて、「仕事」になってた。
完全によくある、「モーレツお仕事パパ」状態。
(いやぁ・・・日本のお仕事忙しいパパの皆さん、
家事できないのわかるわ・・・絶対、できないと思うわ・・・。)
だから退職時に請け負ったお仕事はどんどん終わっていくのに、心も脳も全然止まれなくて、結局ようやく止まれたのは、体が壊れて動かなくなってしまったから。
それほどまでに働いてしまったのも、習慣だから。
習慣は無意識の領域なんです。
結論、私の習慣は、心身の健康を壊す習慣だった。
残念ながら、そういうことです。
事実なので、認めざるを得ません。
残念な自分を認めて、これからどうするのか。
病院で診断をもらった時、
これまでのやり方はもうだめだ、続かない、ということはわかりました。
でも私の習慣は、「モーレツに働くこと」なので、「止まる」を選択することは私にとってものすごく苦痛でした。
「つい、働いちゃう」
過労しちゃう人って多分そんな感じなんだと思います。
でも体が壊れたら、もう、仕方ないですよね。
脳は空ぶかししてるエンジンのようでしたけど、
体は全く動かないわけですから。
選択肢はないのです。健康を修復することからするしかない。
最初は走りたがる、エンジンの回転数を落とすのに苦労しながら、
睡眠のリズム、食養生をはじめ、徐々にそんな生活に慣れてきて、
体が治ってきてから、ようやく今、
家事などのリズムも取り戻せてきたなぁと実感してます。
そして取り戻すというか、
もう色々忘れちゃっててどうせイチからなんだから、新しく作り直そう!
と決意して、朝のスムージーや散歩、筋トレなど新しい生活習慣を作っちゃおう、となり。
振り返ってみて、約7年間の全力疾走を終えて、ピットイン終盤、というところなんだな、と自分を客観視できている「今」です。
私見ですが。「慢性疲労症候群(副腎疲労)が病院で治りにくい理由。」
そしてこの道のりを経験して、思考の癖含め、生活習慣って人生のベースなんだなって。
このうえにいろんな出来事が乗ってくる。
このベースの彩りによって、上に乗ってくるいろんな出来事が
全然違ってくるんだなって。
基礎がグラグラなのに無理やり凄いのを載せても、
崩れるのは時間の問題なんだなって。
だからもし、あの働きすぎの生活習慣を改めずに、病院で薬もらってても
治らなかったと思うんです。
慢性疲労症候群って、副腎疲労って、生活習慣病。
薬じゃない。
生き方を、性格を変えないと、ということ。
最初やってた、あのオーガニックな感じも好きだけど、
お金と時間がかかる。
ハイクオリティな仕事をしたいという私の願望を実現するための、無理なく継続できるプライベートな時間の充実。
これって、そもそもどっちかを優先したり後回しにできることではなかったんだな。
つまり、バランス。
今の結論、気持ち。
本当に、この極端な7年をしないことには到達できなかったなぁ・・・💕
気づけて、よかった!!!
実は今日、誕生日なんです。
さて、今、ここから、また新しい人生だ✨