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人が出来ないことを出来るようになってはいけない。

いつもお読みいただきましてありがとうござます。代表の竹村です。

さて、この記事は20代〜30代のビジネスパーソンへ私の前職の経験、起業後の経験を通して少しでも仕事に役立てて貰えそうな私の考え方を発信しています。


概ね5分程度で読めるかと思います。


では本題です。

何を言っているんだ?と思われたと思います。

人に出来ないことは出来たほうが良いだろう。

そうです。

出来たほうが良いです。

しかし、それはあくまでも個人技が活かせる組織に属した場合の話です。


個人技が活かせない様な組織に属した時、人が出来ないことをやる人は出世しません。

というお話です。


個人技が発揮できる業種や組織

1、営業

2、外資系

個人技が発揮できない業種や組織

上の2つ以外すべて

また、営業と一口に言っても、成績で給料が変わる歩合を取っている場合に限ります。


これは私の前職の時の体験談です。

私は、会社内ではトップレベルでエクセル・スプレッドシートを使える人でした。

関数はもちろん、マクロなど触ろうと思えば触れる。パソコン検定で言う1級は余裕なレベルです。

(自慢ではありませんよ。体験談として語るために言っているだけで、そんな嫌なやつではありません・・・。)


そういう訳で、色々な場所からエクセルの作成依頼が飛んできます。

こんなシートを作って欲しい。

こんな分析シートを作れないかな?

と1週間で数件の依頼が入ってきます。


その頃の私は、人に出来ないことを出来ている自分に酔いしれていました。

こんな俺すごいだろ?と。

まだ若かった。


他の人は、自分ができない仕事を人に任せ、自分の仕事をしています。

それに気づけなかった。


という体験談ですが、組織に属している場合、人にできない仕事ができる人は、その仕事しか回ってきませんし、自分の仕事がそれ中心に回ります。

そして、だいたい非公式。

ようするに、上司に断り無く、個人同士のつながりで依頼してきます。

「今度飯おごるから、これやってくんない?」

みたいな感じです。


ということは、出来ても誰も認めてくれませんし、非公式なので、その仕事は基本的に依頼した人の手柄になります。


人が出来ないことが出来る。

というのは、一見目立ちますし、一次的には脚光を浴びます。

しかし、大きい組織になればなるほど、人に出来ない事が出来る。というのは、上司から見て都合の良い部下。

ようするに、道具としてしか見られなくなります。


例えば、配置転換で日頃の依頼を行っている見返りに誰かが良いポストを用意してくれたとします。

しかし、その時の上司は、誰にも出来ない事をこなしてくれる部下を置いておきたくて仕方ありません。

手放したくないんです。

その時に上司がする行動は一つ。

配置転換を阻止することです。


人によっては、その部下の悪口を言うかもしれません。

人によっては、評価を下げるかもしれません。


そうなった時、その評価を目にした上層部は

こいつヤバいじゃん。

というイメージが付きます。

無論、良いポストの配置転換は無くなりますし、今後の出世の足かせになります。


そして、一生人からの依頼を非公式に遂行する影武者の様な生活になります。



私は、前職でその様な経験をしてわかりました。

人が出来ない事を出来るようになればなるほど道具になる。


ただ、自分で起業や開業される場合は全く反対です。

人が出来きない事は全部やらないといけません。

人がやっていないことをやらないといけません。

自分が出来ることが、そのまま仕事の幅になります。



まとめですが、

1、人に出来ないことは、出来るようにならない

2、すでに出来るなら、隠す。

3、人の依頼は断る


仮に人ができない事が出来るようになっても、その組織ではその事象を評価する方法がないんですよね。


だいたい、ヒーローって一番苦しい場面にやってくるけど、誰からもお金貰えないもんね。

あんな感じです。


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