マーラー交響曲第5番@さいたま新都心

きょうのマーラー @さいたま新都心
 マーラー作曲 交響曲第5番 第2楽章より
マゼール指揮ヴィーンフィル タップして聞いてみて

(カーオーディオを30秒さいたま新都心の風景と共に)
 マーラー交響曲第5番は、続く6番から10番までの巨大な大山脈の様な超傑作群の一つ前の作品。
 1902年にマーラーがヴィーン宮廷歌劇場の音楽監督 & ヴィーンフィルの指揮者として自身の人生の絶頂期に入った時期の作品で、全5楽章。
 マーラーが指揮したヴィーンフィルがマゼールの指揮でその80年後に録音した。

第1楽章と第2楽章(特に第2楽章)は、重く鬱蒼としていても非常に美しく、何度聴き込んでも止まらなくなり、カタルシスを起こさせる様な不思議な魅力🤩がある。また、複雑なポリフォニーの大傑作でもあるが、マーラーもこの作曲ではオーケストレーションに悩み苦しみながら何度も何度も書き換えていたとの妻のアルマの証言が残っている。意外や意外、マーラーの作品中異例の陰鬱さがある特別な楽章だと思う。マーラーは押し並べて基本的には明るく、暗くはない。
第3楽章は、マーラーはこの第3楽章を一番聞いてもらいたかったのではないか?? と思わせる程、個性が強い独特の宇宙🛸を堪能できる。第4楽章は、某映画音楽(ベニスに死す)に使われて アダージェットとして有名だが、私個人としては、「普通のマーラー」としての評価だね。😊
 私のマーラーの全交響曲の中からの推薦順位としての第5番は下位になる。
 第6番や、大地の歌、第7番、第8番、第10番、第9番に比較すると順位は下がってしまう。

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