「人口革命 アフリカ化する人類」を読んで。
*この記事は雑記メモになります。
「マルサスの罠」という単語を知った。不覚にも、『独学大全』の手法の1つの紹介にたまたま「マルサスの罠」が使われていて、「ここでつながるのか~」とビックリした。
マルサスの罠の意味は、
という人口法則。
出生の抑制がされていると、人口は増えないが、抑制が無くなると人口が増えてそれに伴い食糧生産率も増えて人口が増加する。
(なぜ出生の抑制がされていたのか?)
食糧生産率の増加には近代農業の登場がある。さらには、貿易の発達もあり、食糧が安定して供給されるようになりどんどん人口が増加するようになる。
では、なぜ死亡率がどんどん減少するのか?というと、日本では1920年から公設産婆というものが導入され、乳幼児死亡対策がなされた。これが母体保護や乳児栄養摂取に繋がる。
女性は家にいるもの。という、今でも根強い価値観はこの時期に形成されたもの?
人口転換モデル
多産多死から少産少死へ。
最初は多く産まれて多く死ぬが、先に書いたような理由で死亡率が低下する。しかし、出生率は変わらないので、多産少死になり、そのギャップが人口を増加させる。
では、なぜ?出生率が低下するの?
ここには定説がない。意外と驚き。出生率が低下し続けるのは、予測できていないことであって、不明。
1つの説明としては、子どもを無理にでも増やす理由がなくなった。というのも、昔は子どもは労働力であって、いればいるほど良かった。けれども今は、子どもが社会システムに組み込まれるようになって、逆にお金のかかる存在となってしまった。
結構これには納得。収入的な面から子どもを作ると生活が厳しくなるというのはよく聞く。
人口予測は国連が1951年に始める。
このモデルを踏まえてアフリカはどうなのか?
よく分かっていない(私と世界的な意味で)が、世界の動きとは異なっている。人口抑制がされていないのと、一夫多妻性(禁止する国が多いが)で、出生率が下がらない。
農業も進んでいる国が増えている。主に主食となるコメ、小麦、トウモロコシの。
だいぶ理解が浅いが、人口転換モデル、「マルサスの罠」、出生率が下がるのは現在不明、日本の女性は家庭にいるものの背景など色々知れた。
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