「映画を早送りで観る人たち」を読んで。
映画に限らず、動画を早送りで観る人たちがいる。私もゲームの攻略動画などは早送りや10秒スキップでみることがある。それは、立ち回りや注意点だけ分かればあとはどうにかなるので、知りたいところだけ知れればいい。だけれども、初見のドラマやアニメを早送りで見ることは私には信じられなかった。
しかし、この本で書かれていた、動画を早送りをする人は、私が早送りするようなゲームの攻略動画と同じような位置付けだと感じた。
なので、早送りする人たちの特徴としては、とにかくざっくりとした内容が分かればいいということだ。こういう展開でこうなる。それだけが分かればいい。
では、なぜ内容が分かればいいのか?というと、周りの友達との会話についていくためだ。確かに、周りの人が話している話題に自分だけがついていけないのは苦しい。「え、なんの話?」と。そして、自分がその場でどう立ち回りしたらいいか分からなくなる。私は、基本聞き流しているか、ひたすらどういうもの?って質問している。
私のこういった分からない話を聞いた時のスタイルはずっと変わらないが、中高生の時は、分からない人は置いてけぼり、「あ、分からないの、勉強しておいで」というような門前払いされる印象がとても強かった。そして、何か相手からマウントを取られるような劣等感も感じていた。
これは私だけが感じているか分からないが、みんなの話題についていく必然性という点では、的を得ているようにも感じる。
なぜ、周りの友達の会話についていく必要があるのか?というと、みんな他者とのつながりを持ちたいからだろう。私も少し前までは1人でもしたいことをしていれば大丈夫。と、思っていたが、何かしら他者とのつながりは必要であると感じた。他者とのつながりを感じるには他者とのコミュニケーションが必要であり、コミュニケーションにはある程度共通の話題が必要であると思う。なので、繋がりを感じるために友達とコミュニケーションをする必要があり、そのために話題となる作品を観る必要性があると感じた。
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