「世界は悪ガキを求めている」を読んで。
恒例のタイトルや表紙に惹かれて読みました。
帯には「自分の中の「非常識」を殺すな!」とあり、ホリエモンの本みたいなのかな?って読む前は思ってました。
先入観との答え合わせをするなら、ホリエモンよりは冷めていそうだけど、どこか静かな熱がありそうだと感じました。
(個人的には、本を読んだ限りでは相当やんちゃな人かもしれないが、本を出すということでかしこまった文章になってしまった。というようなイメージがあります。)
内容としては、日本と世界の違いに焦点を当てたことが書いてありました。(帯にも「日本人だけが知らない「一流」の新定義」と書いてあるので、著者が伝えたいことは分かったと思います。)
「速さと品質はトレードオフ」は言い訳
よく聞く言葉です。速いものは品質が低いけれども、遅いものは品質が高い。そうではなく、速さも品質の1つというのが著者の主張です。これには気づきませんでした。速さ or 品質のどちらかを取ればどちらかを捨てるという思考だったので、andを取れることを知りました。この例として、ホリエモンが紹介されていた。「フェスをやるなら、5年間準備して1回やるよりも5年間トライ&エラーを繰り返しながら、何度もフェスをやる方が断然いい。」ということが紹介されてました。「最初の1回目のフェスの準備期間は2か月で後には1万が集まるイベントになった」と書かれていたが、具体的な期間や最初の人数は明示されていいなかったので疑問点は残る。
これとはちょっとずれているかもしれないが、2022/8/15の日経新聞の朝刊に関連しそうな記事が書いてあった。半導体量産技術の最先端を走るTSMC(台湾積体電路製造:Taiwan Semiconductor Manufacturer Company)の工場建設だ。熊本に工場が建てられることが以前に報道されていたが、もう工事は始まっていたようだ。記事によると、「普通は10年規模がかかる工事を2年半で終わらせないといけない」とあった。世界最先端の半導体を作っている工場なのだから、工場の設備も非常に繊細なものが多いと個人的には思う。しかし、半導体は年々進化しており、工場建設に時間をかけてはいられない。けれども品質を高めなければいけないというまさに速さと品質の両方をとるandの例なのではないか?と思った。
興味があれば読んでみてください!
では!
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