店内BGMを"流す責任"
以前、小さなお店の運営(非飲食店)をするという経験をしていたことがあったのですが、そのときに流すBGMは"無味無臭"なものにしようと決めていました。
どういうことかというと、「曲としてはすごく良いけど、だからといって必要以上に耳につきすぎることなく、意識するほどの何か(良くも悪くも)があるわけでもない」という感じです。
普段は全く意識しないけど、お天気が良い日にふと深呼吸をしてみたら「あぁ、空気が美味しいなぁ」と思うくらいのイメージ。
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店内BGMのチョイスには、色々なやり方や考え方があるはずです。
店主さんがその時々にハマっている曲をかけることもあるでしょうし、渾身のおすすめを流すこともあるでしょう。また、特に意図もなく有線放送を流したり、今だとSpotifyなどのプレイリストをとりあえず流すというのもあると思います。
ただ、そんな中で最近個人的に気になるのは、BGMにも"流す責任"というのが少なからずあるのではないか?ということです。
この体験もそうですし、あとはその後にちょっと良いお値段がする和食系のお店に行った時、新旧J-POPヒットソングのオルゴールアレンジ風が流れ続けるという現場にも遭遇し、うーむと思ったり。。。
特にJ-POPだと、「この曲と強烈に結びついている思い出」というケースもあるはずで、それがあまり思い出したくないものだったりする可能性もあるわけですよね。最近のヒットソングは、特に恋愛系も多いわけですし。
何か明確な意図や意思があって流しているならともかく、無意識に流しているその曲にも、ちょっとした"責任"があるんじゃないかな…?と、ぼんやり考える今日この頃です。
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