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コンサドーレ あるなしクイズ

*この記事は、北海道コンサドーレ札幌 Advent Calendar 2024に参加しています。

問題です!

「2017シーズンのコンサドーレ」にあって、「2024シーズンのコンサドーレ」にないものは何でしょう?

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言葉にすることで間違いなく多少の齟齬は出てくるでしょうし、個々人によって感覚も違うとは思いますが……敢えてわかりやすく表現するなら、「何が何でもJ1にしがみつくんだという執念」とか「なりふり構わず闘う心」とか、そういう部分は2017年と比べて明らかに少なかったかなと感じています(特に今年の前半戦)

これはチームだけの話ではありません。選手も、フロントも、そしてサポーターもそう。

シーズンが始まって上手く行かない時期が続いていたときも、残り試合が減って"他力"のウェイトがだいぶ増えてきたときも……何なら、昨日の柏対神戸の後半アディショナルタイムまで「J1残れるでしょ」と、頭のどこかで思っていたはず(僕もそう思っていた)

ミシャ政権最初のアウェイと最後のアウェイは、奇しくも広島に(2018開幕戦)

その根底にあるのは、「J1残留を【夢】だと思っているかどうか」ではないかなと思います。

2017年には「夢」以外の何物でもなかったそれが、2024年には「現実的に達成するべきもの」になっていた。「どんな手段を使ってでも掴み取れ」というスタンスは、いつの間にか「いかにスマートに達成できるか」の追求に走るようになってしまっていた。

その結果が、2016年以来のJ2参戦に繋がってしまったのではないかなと。

じゃあ、「J1残留が夢ではなくなったこと」は本当に良くないことなのか?というと、僕は全くそう思いません。

現実として、J1の舞台で8シーズン戦い続けられたこと。名監督のもと、素晴らしい選手たちが集い、魅力的なサッカーを繰り広げ続けたこと。悲願のタイトルまで「あと一歩」まで迫ることができたこと。

これは、クラブの歴史の中でとてつもなく大きな意味を持つはずです。

さらに、こちらのサイトによると、パートナー企業の数は……

[2017年→2024年]
オフィシャルトップパートナー:8社→10社(125%)
オフィシャルパートナー:11社→21社(191%)
クラブパートナー:92社→174社(189%)

ChatGPTに数えてもらったので、間違いあるかもです

こんなにも増えています。「J1で本当にやれるのか?」と世間の目が懐疑的だった2017年から、2024年には「今年もJ1ね、札幌やるじゃん。ほな協力しましょ」となっている。これは、J1に"居続けた"ことの大きな意味です。

このうち、何社が2025年のパートナーになってくれるかはわかりません。パートナーになってくれたとしても、減額になるところもあるでしょう。でも、ゼロからお金を出してもらうより「来年どうしましょ…?」の方が確実にお金は出やすいです。

裾野は確実に広がっています。これも一つの大きな「チーム力」です。

増えているのは、パートナーの数だけではありません。

特に前半戦はあれだけの悲惨な成績だったにも関わらず、観客数も過去最多の更新が現実的に視野に入っている。これも、8年間J1でやり続けてきたからこそだと思います。

私たちは今、「2017シーズンのコンサドーレ」に無くて、「2024シーズンのコンサドーレ」にあるものをたくさん持っています。この財産を持ってすれば、来シーズンもきっと良い戦いができるはず。

そのために、まずは今年の残り2試合。それぞれができるベストを尽くして、良い試合をしましょう。それがきっと、クラブの良い未来に繋がります。

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*この記事は「北海道コンサドーレ札幌 Advent Calendar 2024」に参加しています。


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