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女と話せない人は、なぜ女と話せないのか?

を、考えてみました。女と話せない女だけじゃなく、女と話せない男にも当てはまると思います。

というのも、私が女と話せないで悩んでいた中高時代、なんで会話できないんだろう、どこがダメなんだろうと考えていました。考えて原因がわかったとて話せるようになるかといえばそうではないけれど、とにかく考えればどうにかなると思い、頭をフル回転して自分のダメな理由を考えていました。

私が女と話せないのは間違いなく、【多動・衝動優勢型】ADHDだからです。女で話せるのは本当に稀、男との方が喋りやすい。男に関しても確かに話しやすいけど、私の喋り方は男の中でも男寄りな気がします。この記事は、ADHDじゃなくても女と話せない一部の男性には、役に立つんじゃないかな、と思います。

高校を卒業してある程度期間が経った今、女と話す必要がない環境にいる今、なんで女と話せないのか、男女の会話は何が違うのかを考えたい。
言われなくてもわかるよ、っていうようなことも書きますが、結構ADHDの人は共感できるんじゃないかと思います。マイノリティであるADHDは、初歩レベルの共感をしたりされたりする機会が少ないです。

男女の会話の何が違うのかについて、私は3つあるんじゃないかと考えました。(もっとあるだろうけど)
1.テーマ
2.方向性
3.ノリ 
です。

1、テーマについて
当たり前だろ、と言われるかもしれませんが、会話のテーマには話題にのぼるものに、男女差があるものとないものがあります。差がないものといえば、学生でいえば部活、テスト、音楽や映画など趣味の話などです。これはいいとして、男女差があるもの、ここがポイントです。例えば“美容、オシャレ”の話。私はそういう話をする女の子が怖くて仕方なかったです。その人は私と同じ性別で、女の子は美容の話に興味をもつのが自然な流れであるのに、自分はその流れにのることができず、子供のまま。彼女らが、違う生き物に見えてしいました。例えその人が優しい人であったとしても、この人は休日は家でメイクをしてて、ファッション雑誌を読んでるんだ、とその一点があるだけで“怖い人”だと認識していました。意味不明ですが、確かに恐怖の感覚があり、自分でもなんでそれが怖いのかがわからないから、それもまた怖かったです。

“恋愛”の話もそうです。女子が恋愛というテーマで話していたら、自分はそれには参加できないと思っていました。心理的な疎外感、恐怖感すごく感じるだろうということをなんとなく覚悟していたので、私は中高一貫の女子校に行きました(男性脳女が共学と女子校、どちらを選べばいいのかはなんとも言えませんマジで)。なんか恐怖の話になってしまいましたが、私が言いたかったのは、興味の対象が違うことで女と話せないんじゃないかと。ここまで話しといてなんですが、これは言うまでもないことですね、すみません。

2、方向性
世間一般的に男性脳は課題解決を求め、女性脳は共感を求める言われることが多いです。そして男性脳ADHD女の私も、確かに課題解決タイプです。

イメージで言うと、以下の【A】の会話が女性脳、【B】の会話が男性脳です。

【A】女性脳
👩「〇〇さん、バイトやめたんだって」
👧「え、やめちゃったの?」
👩「そう、やめちゃったんだって」
👧「え、めちゃめちゃビックリ」
👩「ビックリだよね、急にやめちゃって」
👧「なんでやめちゃったの?」

【B】男性脳
👨‍🦱「〇〇さんバイトやめたんだって」
👱‍♂️「え、まじ?なんで?」

こんな感じ。確かに女性脳はビックリだね、と共感しています。そして男性脳は真っ先に課題解決、原因追求をしています。すぐに核心にいきたい、要点だけを教えてほしいのが男性脳です。

でもこれ、男は課題解決、女は共感というのは間違っているんじゃないかと思っています。だって男性脳の私も、めちゃめちゃ共感を求めています。共感したくてされたくて、noteを始めてしまっています。私が思うに、男性脳は共感+課題解決で、女性脳は共感なのではないでしょうか。さっきの例でいうと、女性脳は3往復で“なぜ〇〇さんはバイトをやめたのか”という疑問という課題を解決しているのに対し、男性脳は1往復でしています。でも男性脳は1往復の間に、「え、やめちゃったの?なんで急に?」という女性脳の人が言葉に出したものを自分の脳内だけで行っています。もちろん急にやめたことへの驚きという共感も同時に行なっているのです。

そして最終的に女も課題解決は求めています。でもそれに行き着くまでがゆっくりのペースなのです。男性脳ほど早く頭が回らず、スローペースで考えるのが女性脳だと思っています(聞こえが悪いかもしれませんが、どちらもメリットデメリットがあり、どっちがいいとかでははありません)。なので、女の愚痴にアドバイスしたら、私の話を聞いてくれないと機嫌が悪くなったというエピソードを聞くことがありますが、それは共感してくれないことに機嫌が悪くなったわけではなく、頭がついていけずパニックになっているんじゃないかと私は思うのです。意味のわからないことを言われた、と感じてしまうのではないでしょうか(わからないけど)。

辛いのが、脳の構造が違う男性脳と女性脳の人が話すとき、相手に合わせるのが男性脳の人ということです。女性脳の人は早く思考することができませんが、男性脳の人はゆっくりした喋りに合わせるということができるからです。男性脳でも頑張れば、さっきの【A】のような会話ができなくもない。大人が小さい子と並んで歩くときペースを落とすのと一緒です。小さい子は大人についていけませんが、大人は歩幅を合わせることができます。ただそれに伴うストレスはとても大きい。女性脳の人と話す、男性脳の人は女性脳の人がいなくなったとき、「アアアーーー」と叫びたくなるでしょう。女性脳の人も、例えばこれから歩くときは全て小さい子のペースで歩け、と言われたら叫びたくなるはずです。アーと頭を掻きむしりたくなるでしょう。

そして男性脳は、会話を有意義にしたい、という感覚が強い気がします。課題解決や原因追求をするだけじゃありません。失敗を笑い話にすることもよくするでしょう。とにかく有意義だということにしたいのです。オチをつけることで、会話に意味づけをする。そうでもしないと、なんかよくわかんなくなっちゃう。そういう人が男性脳には多い気がします。

余談ですが、男性脳(課題解決的な思考)の人は日本にはめちゃめちゃ少ないんじゃないかと思っています。人間には男性脳男、女性脳女、男性脳女、女性脳男の4種類がいるとします。そしたら男性脳男は6人に1人で、男性脳女は50人に1人くらいな気がします(わからんけど)。時代なのかわかりませんが、今の日本は圧倒的に女性脳が多い気がするが、皆さんどう思われますか?
しかし、やっぱり辛いのは男性脳女だと思います。クラスに自分以外に1人いるかいないかレベルしかおらず、男でも確かに男性脳は少数派だけれど、クラスに友達はできるほどにはいる。いたのに見逃した可能性は大いにありますが、男性脳女の人に私は会ったことがないので、もしかしたら100人に1人くらいかもしれません。とにかく、人間関係という意味で、男性脳女の生きづらさは異常だ思います。

3、ノリ
これも言うまでもありせんがノリが合うかは人が仲良くなる上での第1条件でしょう。クラスにグループができますが、それはノリが近い人同士でできるものです。

さっきの方向性のところでの、会話のテンポや展開の速さもそ1つです。そしてさっきのバイトをやめる会話【A】【B】を見てもらうと、なんでバイトをやめたのかを聞くとき、【A】はなんでやめちゃったの?と10文字で尋ねているのに対し、【B】はなんで?と3文字で尋ねています。細かいですが、そういう一文の長さも近い方が人がノリが近いと言えるでしょう。

また何を面白がるか、どう面白がるかもポイントです。例えば、誰かを遊びに誘って断られたとします。私はそれを笑い話というか、「断られちゃったww エヘヘwww」という風に消化できるというか、それをオチにしてしまいます。しかし意外と、落ち込んだり、ときには怒ったりする人が多いということに私は最近気が付きました。私が好きなノリは、さまぁ〜ずさんやオードリーさんの男子校ノリです。あの「黙れよ!」とか「何してんだよ!」とかそういうノリが楽しくて仕方ない。でもそんな女子見たことないですからね、自分以外に。そりゃ生きにくいよね、女子と話せるわけないよね、という。悲しすぎます。女性脳の人の会話を聞いていて、面白いことはわかるけど、その伝え方、言い方だと面白く感じなくなってしまうというパターンもあります。自分のノリに変換したら面白いけどっていうパターン。まあ男性脳の女の人がみんな男子校ノリが好きってわけでもないと思うので、個人的な話になってしまいましたが。

やっぱり、私は男性脳女の人に会ってみたいです。さまぁ〜ずさんやオードリーさんみたいに、あんな感じで喋ってくれる、女子はいないのでしょうか?
喋ってみたい、切実に。



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