家事と育児の分担
家事と育児の分担をしたい
と言っていても
蓋を開けたら
結局夫は20時過ぎに帰ってくる
保育園、幼稚園の送り迎えは母親がしなければならない
朝の準備も夜も全部一人でやらなければならない
お互いにフルタイムで働いているのになんで私ばかり
本当は私もフルタイムで働きたいのに何で夫ばかり
と不満ばかりが募る
ふたりの子供であるのに
なぜ母親ばかりが働き方、生き方の変更を迫られるのだろう
私の元夫も帰りはいつも終電だった
その頃には全ての家事、育児が終わっている
元夫も口では家事育児を分担する
だけど、帰るのは早くても9時だし、土日もできれば働きたい
と言ってきた。
言っていることと行動が全然伴っていない
家事育児をする、と言っときながらも自分の働き方、生き方を見つめ直したりはしないのである。
直接的には口に出さないものの
育児は母親がするべき
母親である私が働き方を考えろ
と言われているように感じた。
私の友人も夫はいつも帰ってくるのが夜中。
だけど、彼の給料で生活できているし、仕方ない
早く仕事が終わらないから仕方がない
と諦めていた。
女性が仕事を辞めて、パートタイムに切り替えるor専業主婦になる、仕事を続けるが、短時間勤務に切り替えるという選択肢しかなくなる。フルタイムで働く選択肢は夫と家事育児を分担できないと、ただただつらい。夫はいても、女性は家事育児、仕事の二重役割をしなければならなくなる。
私はフルタイムで働きたい
子育てよりも仕事の方が好きだ
仕事の段取りを考えること、アセスメントを考えること、わかりやすい文章を考えること、研修資料を作ること、全てにやり甲斐を感じる
子供のときから家事は苦手だった
そもそも興味がなかった。
勉強をすること、学ぶこと、文章を考えること、論文を書くこと、イベントの企画運営をすること、新しいことに挑戦していくことに私はとてもわくわくする。
人って向き不向きがあると思う。
家事はやるしかないからやるけれど、必要最低限しかやりたくないし、やらなくて良いのならばやりたくない
だからこそ、仕事に逃げて子育てに向き合おうとしない元夫に腹が立った。
自分の仕事のこと、やりたいことばかりで、私のことや息子のことは一切考えていない元夫に不信感が募った。
女性だってフルタイムで働きたいし
男性より女性が仕事の能力で劣っているとは思わない
仮に差があるとしたら、それは能力を発揮できる環境がないだけだ
女性が安心して働ける仕事の環境が整っていない
一方で、男性は女性よりも仕事をすることを求められる
男性の中には早く帰りたい
本当は専業主夫をしたい
働くのがしんどい疲れた、向いていない…
と感じている人がいるかもしれない
そういう男性が声を上げづらい社会
子どもがいるのはわかっていても、母親が何とかすべきだ、母親がいるから大丈夫だ、と考えて全く配慮がない会社
父親は母親が子供のことを考えて動くのが当たり前ではなく、自分の生き方、働き方を見つめ直し、今後のことを母親の希望も聞いて、お互いに話し合うこと
そして、話し合ったことをもとに会社にもその思いをしっかりと伝えていくことが必要なのではないだろうか
母親、父親それぞれが仕方ない、で終わっていたら社会は何も変わらない。
もっと女性も男性も主張して良いのだと思う。
母親だから…父親だから…と言い聞かせて様々なことを諦めないでほしい