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私が離婚に至るまで―プレシングルマザーへの支援を考える

初めての離婚。

どのような手順で進めたら良いのか、わからない。

私の場合は結婚して、1年。

同棲もしていない中での離婚であったため、あまり参考にはならないかもしれないけれど、私の離婚に至るまでの手順を記したいと思う。

私の場合は、まずは実親、友人、大学院時代の教授に相談した。そこで、シングルマザーの支援をしている団体を紹介(区役所内に女性相談もある。女性のための電話相談も活用できる。DVの場合は配偶者暴力相談支援センターに相談することもできる)してもらい、離婚を経験された方々の話を聞きつつ、自分は本当に離婚をしたいのか、離婚ではない別の形がありうるのか、何度も自分自身に問い直した。

離婚をするという決意が決まり、その後は元夫と親権、面会、養育費、慰謝料について、話し合いをした(財産分与や年金分割の話し合いも一緒に住んでいる人、夫の扶養に入っている人は必要になってくる)。

私の場合は比較的にスムーズに話し合いが進み、話し合いの内容をもとにネットで離婚協議書の雛形を取得し、内容を自分たち用に変更した。ただ、養育費のところは相手が納得しなかったので、空白にし、弁護士に相談することにした。

その後、法テラス(無料で3回まで利用できる。区役所で無料の弁護士相談もある。)を利用し、離婚協議書の内容を確認してもらった。

養育費に関しては、相手が自分の収入を低く見積もり、かなり少ない額を要求してきており、それ以上の額を請求するなら調停だ、と相手が言ってきていたため、どうしたら良いのか、相談した。すると、弁護士さんから「相手に所得証明書を提出してもらう、もしくはひと月の所得が確認できる書類を3ヶ月分程提出してもらえれば、1年の凡その所得が計算できるため、提出してもらってください。」とご助言をいただいた。

弁護士さんに助言を受けたことをもとに離婚協議書の修正を行った。

修正した離婚協議書と元夫に提出してもらった所得証明書をもとに再度法テラス訪れ、養育費算定表をもとに妥当な養育費を算出した(養育費に関しては、養育費相談支援センターに相談してみても良いかもしれない)。

http://www.youikuhi-soudan.jp

弁護士さんに相談した上でこの額が妥当であること、これ以上ごねるのなら調停でも構わないことを元夫に伝えると、やっと納得した。

最後に離婚協議書を元夫に確認してもらった。

その上で公証役場へ連絡をし、公正証書作成(法的な力を持つ。離婚する際には、公正証書を作成しておいた方が、ゆくゆく支払いが滞った時にも証明書が有利に働く。公正証書がなく、なんの取り決めもしていない、口約束だと法的な効力がなく、離婚協議書のみでも効力が弱い)に向けて必要なものの確認と日程を調整した。

確か離婚協議書と印鑑、身分証明書、住民票を持っていった気がする。そこら辺はそれぞれの公証役場にちゃんと確認した方が良いと思う。

後は約束の日に夫婦揃って公証役場へ行き、公証人の目の前で再度作成した離婚協議書の内容を確認。お互いに同意した後に公正証書を作成してもらった。公正証書はその日にできあがった。費用は高く2-9万円と幅がある。証書に盛り込む内容によって金額が変わる。私の場合は確か5万円くらいだったと思う。作成費用に関しては、補助を受けることができる。

https://www.fukspc.com/download/child-support-deed-flyer.pdf

後は離婚届けを提出して、やっと離婚成立。

離婚自体は紙切れ1枚ですぐに成立する。

公正証書を作成してきちんと取り決めしてから離婚をしようとすると、かなりのエネルギーがいる。公正証書を作成せずに離婚に至るケースも多いのもこの煩雑さ故なのかもしれない。しかも、2人で公証役場に出向いたりと、相手と冷静に話し合うことができる、相手も公正証書作成に同意をしていないとできないのもまた大変だ。

離婚を考えているプレシングルマザーの人に少しでも役に立つ情報だったら良いけれど😂

プレシングルマザーの人向けに、離婚を体験した人々の体験談、離婚前後の課題、解決方法がフローチャート式にまとめられているわかりやすい手帳も販売されている。このようなものを参照するのも良いかもしれない。

https://issueplusdesign.jp/project/presingle/

私は元夫と一緒に住んでいなかったが、住まいの問題はかなり大きい。プレシングルマザーだと公団、母子生活支援施設等は利用できない場合も多い。住まいと保育園、仕事を改めて考え直さないといけない。私の場合は、とりあえず離婚をしてから、仕事を見つけ、その後住まい、保育園を同時並行で行っていった。面接は子どもと一緒に行ったこともある。母や友人に助けてもらったこともある。また、シェアハウスを経営している友人から住み込みで働くという提案をしてもらったこともある。

1人で抱え込まず、誰かに相談すること、身近な人を頼ることが大切である。離婚は家庭の問題、自分の問題だから1人で何とかしよう、と思ってしまうと、かなり苦しくなってしまう。

シングルマザーの支援をしている団体もたくさんあるし、公的な支援も必要に応じて活用できる。

離婚を経験した私の教訓は、「困っていることは1人で抱え込まない」である。困っていることを発信していくと、手を差し伸べてくれる人がきっと出てくる。離婚に至るまで本当にたくさんの人に助けてもらった。こうして文章にすることで、私がこれまで如何に多くの人に支えられてきたのかを実感することができた。今度は私が誰かの力になりたいなぁ…ここで記したことがいつか誰かの役に立てば良いのだけれど…😂

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました😌












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