丹波 白毫寺(びゃくごうじ)の藤棚・九尺ふじ
丹波 白毫寺
丹波 : 白毫寺の藤棚・九尺ふじ
場所 兵庫県 丹波市
JR福知山線市島駅からタクシーで8分とは言うものの、クルマで行くべき場所かな。
園芸品種名で「九尺ふじ」と呼ばれる花穂の長い藤で、正式名称は「野田長ふじ」
2024年は4/24(水)~5/6】九尺ふじまつり
毎年ゴールデンウィークに見頃を迎える藤の花です
九尺ふじ
九尺とは、30をかけて、だいたい270センチメートル。
上の引用の通り、過去に長さ180センチの藤の記録はあるそうですが、やや盛り過ぎな品種名かな。
そのくらい長い花穂の藤で、鬼滅の刃のイメージですね
白毫とは、仏様の光を放つ毛
奈良の 白毫寺 がありますが、何か関係があるお寺なのでしょうか。
調べてみると、 白毫 とは、
大仏様のおでこにある毛らしき、 とぐろを巻いているもの、とのこと。
仏の眉間にあって、 光を放つという毛とのこと
京都・太子堂 白毫寺、
奈良・高円山 白毫寺、
丹波・五大山 白毫寺、 とありますが、
一門というより、仏様の白毫からの由縁、
ひかる毛つながり?みたい。
入場料金は300円
入場料ではなく、参拝志納金=一般300円。
お安い。リーズナブルです。
高校生以下無料/
20名以上の団体は200円、障がい者無料
太鼓橋のかかる心字池
四季の花々が楽しめ、特にこの時期、藤棚は多くの人が訪れます。
慶雲2(705)年、法道仙人の開基で、鎌倉時代には七堂伽藍があり栄えたそうです。
藤棚の人混みとは違い、人がまばらな太鼓橋のかかる心字池。錦鯉が群れていて美しい庭です。
人間の世界と仏様の世界を結ぶ太鼓橋
人間の世界と仏様の世界を結ぶということなんです。太鼓橋が橋としては急角度すぎて、ほぼ橋としては用をなしません。
ゲームとかでよく見るセーブポイントかな。
薬師堂は信長(光秀)焼き討ちの再建
南北朝時代に隆盛を極めた白毫寺。
赤松貞範が地元領主の頃というと足利尊氏一派ですね。
天正年間の織田信長の命により丹波攻略、明智光秀軍の兵火で七堂伽藍93坊などを消失。
福知山に近い寺社兵勢力は滅ぼされました。
その後、黒井城落城後に丹波平定した明智光秀。
家臣の斎藤利三の下知状など書状も白毫寺の宝物庫に現存しています。
斎藤利三は春日局の父であり、春日局は丹波説が裏付けられています。
120mの長大ふじ棚
九尺ふじ、縦長さよりも、実はふじ棚の横幅がすごい。
長さ120メートルのふじ棚いっぱいに1メートルの花穂が伸びる様子が圧巻のインパクトです。
白毫寺の神様仏様軍団
SNSであまりあがってないのですが、境内にはとにかく像が多い。
普通の地蔵や観音様ではないのです。
七福神に13仏参拝、なにやら強そうな佇まい。
RPGゲーム脳だと、おどろおどろしい曲とともにボスバトルが始まるやつ。
「戦闘準備、
戦士は盾防御、
魔法使いはファイアボール詠唱、
敵は7体で武器は伝説級!魔法使い
マハーカーラ大黒天から狙うぞ」
九尺ふじ、下から見るか横から見るか
裏山の道に上がれば上からふじ棚。
圧巻の120メートル藤棚は紫の海のよう。
いかがでしたか?
駐車場🅿️は第七まであり台数は十分ですが、道が狭いので30分くらい待つこともあるようです。
それでも見たい、白毫寺の九尺藤かなと。
ちなみに駐車場は料金無料です。
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