ともだちがほしい！

皆さん、こんにちは！Adelnateです！

わたしたちはSOL LUNAというデコレーションブランドを運営しておりますが、そのなかでアイテムの販売を通して、日本で暮らす外国人女性が「社会で孤立することなく自身のスキルを活かして活躍する場を作ること」を目指しています。

今月のnoteのテーマは「孤立」

日本で暮らす外国人女性のなかで日本社会や地域に溶け込めず孤独を感じている人は多くいます。

Adelnateでは、日本在住の外国人女性を対象に生活における相談事業や家庭訪問などのアウトリーチもおこなっています。子育てや仕事、家庭の経済状況に関するものなどがありますが、そのなかで友人・知り合いがいないという相談を受けることがあります。

日本人だけでなく同国出身の友達もいない

ある日の家庭訪問。この日は子どもの学校のお便りを一緒に読む作業をしていました。作業が一通り終わると、ペルー出身のカリナさんはこう言いました。

「ごめんね。たくさん、ありがとう。手伝ってくれる人いなくて。夫も日本語はできないし。日本人の友だちはいないし。」

「全然です。いつも学校の手紙がたくさんあって大変だよね。同じ国出身のペルーの友だちもどうしてるのかなー？みんな大変だよね。」

「私、同じ国の友だちもいないんです、、。だからわからない。」

同国出身者の友だちがほしくても
なかなか出会えないことも

ライフステージで変わる環境

相談者の多くは、自身の意思ではなく来日した方です。例えば、10代で親のデカセギに帯同し引っ越してきた、日本人・日系の夫と結婚したからなど理由は様々です。

子どもができて母親となり今の人間関係を見つめなおすと、本心を分かってくれる友達が誰もいないことに言い知れぬ淋しさを抱えていました。

日本で生まれ育った方でも、結婚を機に引っ越しや、パートナーの転勤等に伴い見知らぬ土地に行き、孤独を感じる方はいらっしゃいます。

・気軽に話せる人がいない
・近くに頼れる人がいない
・自身のキャリアにも不安がある

外国人女性の場合、ここに日本語という壁が加わります。

子どもの保育園や学校で誰かに話しかけてみようかと思っても、日本語に自信が持てず諦めてしまうこともしばしば…。

孤立解消の一歩を目指して

悩みを打ち明けたり本音で話せたりするような関係を作るのは簡単ではありません。しかし、そうした悩みを抱えている方の一歩となるようにAdelanteでは交流の場を作っています。

親子で参加できるAdelante Partyを開催したり、外国人女性らが店頭に立ち接客する場を作ったり、ワークショップの講師やヘルプに入ったりと、コミュニケーションを通して社会の一員であること再確認し、自信に変えられる環境作りに取り組んでいます。

Adelante Partyの様子

わたしたちは、Adelanteを通して日本語力を高めながら、キャリアを積み、チームを通して頼りあえる関係づくりを目指しています。日本で暮らす外国人女性が日本社会との接点が少しでも増えるように、これからもイベントや交流会を企画していきます。