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ファシリテーションは「大縄跳び」だ
ここ数年、オンラインでのコミュニケーションが増え、それに伴ってファシリテーションを行う機会が増えたという方も多いのではないでしょうか。
対面の場合は、ファシリテーターを立てなくても、何となくその場の雰囲気で話が進むことがありますが、オンライン会議ではファシリテーター役を明確にする必要があります。
というわけで、今朝はこちらの本をAudibleで読み(聞き?)ました。
著者は、テレビ朝日アナウンサーの平石直之さん。
「ABEMA Prime」の進行を担当されています。
それぞれに専門性を持つ個性豊かな出演者をまとめ上げ、かつ番組として視聴者に面白いものを届ける・・・。
想像しただけで、そのファシリの難しさが分かります。
■ファシリテーションは「大縄跳び」の感覚で
平石さんは、ファシリテーションの極意を「子どもの頃にしていた大縄跳びをイメージして全体を俯瞰すること」と述べられています。
その場全体を見まわして、時に縄を回す力を弱めたり、強めたり。
全員が縄に入れるように、声掛けをしたり、入りやすいようにサポートをしたり。
まさにファシリテーターは、大縄跳びを回す役割と同じであると感じました。
■準備は念入りに。でも本番はシナリオは捨てる。
本書の中で、特に共感したのがこちら。
下調べやシミュレーションは大事なんだけれど、本番が始まったらそのシナリオは捨て去るということ。
シナリオ通りの予定調和では、新しいアイデアは生まれにくかったりします。
一見、脱線に見えるようなところから良いアイデアや、議論を深めるポイントが眠っていたりします。
参加者同士の化学反応を引き出しつつ、時間内にまとめる。
めちゃくちゃ難しいですが、それがファシリテーションの醍醐味であると感じました。
■1人ひとりの見せ場を作る
「会議の満足度は(その人の)発言度合に比例する」という話をきいたことがあります。
「言いたいことが言えた」会議は満足度が高いということです。
そのためにも、一人ひとりの見せ場をしっかりと作っていくことが大切です。
具体的に本の中に書かれていたのは、こういったテクニックです。
●「反復・要約・同調」で聴いていることを伝える
→ファシリテーターの聴く姿勢によって参加者は話しやすくなる。
●最初に「1人ひとりの発言機会があること」を伝える
→それぞれの「持ち時間」を意識してもらうことにも繋がる
●最初は「話しやすい」テーマから
→場があったまっていないうちは、誰もが話しやすいテーマから始める
●ふいうちはNG
→「しどろもどろに答える」経験をしてしまうと、誰でも話したくなくなる。前振りをすることが大事!
他にも細かなテクニックがたくさん紹介されていて、非常に参考になりました。
もう1つ取り入れたいと思ったのが「失敗するならチャーミングに」という言葉。
これは、平石さんが先輩アナウンサーから教わったことのようなのですが、例えば、”噛む時はチャーミングに”というもの。
失敗すると恥ずかしさから隠したいという気持ちがうまれてしまいますが、むしろみんなからツッコんでもらえるように「チャーミングに失敗」できるような人になりたいと感じました。
というわけで、今朝は読んだ本について書きました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
(大縄跳びのイラストまでちゃんとある、「みんフォト」がすき!)
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