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筋肉とステロイドと

まず、運動すれば誰でも筋肉がたくさんつくかといえばそれは間違い。

運動をすると強い負荷がかかることで筋細胞が損傷し筋肉を動かすエネルギーとして「筋肉のたんぱく質」が分解される。
この時その運動が激しい筋肉トレーニングであれば、回復することによって筋肉が前より増えることになるが
有酸素運動の場合はあまり強度の高い運動ではないため筋肉回復の流れが起こりにくいから筋肉量が減ったままになる。
これが有酸素運動をすると筋肉が減ると言われている理由。

一昔前、野球だけに限らず様々なスポーツ界で「ステロイド」が蔓延した。
選手の筋力を強め、瞬発力・持久力を高めるためにアスリートたちが筋肉増強剤として「ステロイド」を使用していたのである。
中でもアナボリックステロイドは、短期間での劇的な筋肉増強を実現するとともに筋肉成長を促す作用からアスリートの間で長年にわたり使用されていた。

アナボリックステロイドとはテストステロンの類似物質と言われており筋肉増大や筋細胞の崩壊を防ぎ骨格の発達を促す。

中年男性がジムなどで鍛えても20代の身体をなかなか再現できない一因としてテストステロンの減少が挙げられており
テストステロンが減少している状態ではトレーニングや運動をしていても効果を最大化できない。
その状態から脱却するためにアスリートたちはステロイドを使用していたのである。

現役時代のステロイド使用を告白して話題になったケン・カミニティ選手。
彼は肩の故障からの回復を早めるために1996年からステロイドの使用を始め、数シーズン使用していたと告白した。
筋肉が過剰に強くなりすぎたために、腱や靭帯がついていけない。
そもそも人は骨格に沿って筋肉のつきやすさも個人差があるわけで、それを無視するわけにはいかないのである。

当時ステロイドは違法ではなかったのですが彼もまたステロイドの犠牲者でしょう。

最近では筋肉を隆々と発達させるほど筋トレをする野球選手は少なくなっているように思う。
関節の柔らかさ・可動範囲の拡大が重要視されている傾向にあるような……。


ステロイドのことについてはフォロワーの助手さん(@StolenBase_13)が詳しく説明されています
とてもわかりやすく説明されているのでツイートやnoteを参考にしてみてください(^ω^)

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