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皐月の九州たび DAY②

そろそろ知り合ってから、10年になる。
高校の仲間と行く九州の「たび」。
ひとり旅も楽しいけれど、
やっぱり、誰かと時間を共有すると、
新しい発見や楽しみでいっぱいだ。
今回の行き先は、福岡〜佐賀〜長崎。
準備 OK!さあ、出発しよう!

「 大切なことは、出発することだった。」

動物写真家 星野道夫さん 『 長い旅の途上 』

□ いつ、誰と、どこへ?

日程:5/12(金)〜5/15(月)
   【 怒涛の3泊4日 】
仲間:高校の部活同期(僕も含めて)6人

場所:DAY1 成田空港〜福岡空港〜博多祇園
( DAY1は、前回の記事をどうぞ ↓ )

   DAY2 博多祇園〜軍艦島〜雲仙温泉
   ↑ 今回の記事はこちら。

   DAY3 雲仙温泉〜佐世保〜糸島〜九大
   DAY4 友達宅〜福岡空港〜成田空港


DAY②
今回は、博多の宿からスタート。
朝7時、起床〜。地味に早い。
午後には、長崎でフェリーに乗るので、
のんびりしていると、乗り遅れちゃう。
長崎までは、レンタカーで GO !

福岡住みの A 君を家までピック。
と、その前に今回のメンバーを、
イラストで、チラッと、紹介!

 < たびの6人衆 >

紺:A 君 橙:C 君 緑:D 君
黄:B 君 青:ぼく 紫:E 君

B 君〜E 君は、ゲストハウス出発!
今回は、B 君と C 君が運転する。
皆「A 君、起きてるかな〜〜〜!」
車は三列シート、2:2:1で座って、
朝の音楽をかけながら、走る走る〜。
僕は、Bluetooth接続して、DJ担当。
割とすぐ、A 君の家の前に到着して、
無事、A 君と合流!久しぶりだなぁ。

全員ついに、そろったので、
最初の目的地、軍艦島に向かう!
📍 軍艦島クルーズ乗り場 in 長崎

軍艦島は、港からフェリーが出ている。
博多から、長崎市内の港までは、
車で、高速を使えば、2〜3時間くらい。
フェリーに乗り遅れることだけは、避けたい!
あとは、天候が、皆の心配の種。
朝から雨が、小降りだった…。
軍艦島は、上陸中止が頻繁にあるようで、
雨が本降りになれば、その可能性も…?
さ〜て、どうなることやら!

出発してすぐ、九大の近くを、
A 君の解説付きで走らせてから、
朝ご飯の話題になる。ペコペコ!
ということで、パン好き A 君の、
おすすめのサンドウィッチ屋さんへ。

🍞 「 サンドーレいとしま 」 in 糸島

サンドウィッチ専門の大人気店らしい。
店頭には、惣菜系からフルーツ系まで、
種類豊富なサンドウィッチが並ぶ。
店に着いた時も、駐車場はほぼ一杯。
でも、今回のたび、ラッキーかも!
ちょうど、商品の入れ替えのタイミング。
そこまで待たずに、スルッと入れた。
1人2種類買って、車でもぐもぐタイム。
肉うますぎる!フルーツ大きくて甘い!

オシャンな店構え
理想的な朝ご飯、A 君ありがとう!
photo by B 君

皆のお腹も満たされて、再出発!
景色がとにかく綺麗で、
田んぼもあれば、麦畑もある。
ちょうど、収穫期が迫っているのか、
麦の穂が、風で、さらさら揺れていた。

山も畑もダイナミックや

雨は止んだり、強まったり、
交互に繰り返しながら、
長崎市内に到着!
フェリーの時刻は14時だった。
12時半前には着いちゃったので、
しばらく、長崎観光をしてみる。
でも、遠くには行けないので、
歩いて行ける、「中華街」に決定!
傘を片手に、雨の中華街を散策〜。

中華街前の新地橋にて

朝のサンドウィッチが、
予想以上に大きかったせいか、
中華の屋台では、誰も買わず終い。
結局、中華風の建築の前で、
この旅、初めての集合写真だけパシャリ📸
カメラ好き D 君のチェキが大活躍した。

中華街を抜けて、唐人屋敷通りに入る。
江戸の鎖国時代に中国住居地区だった場所だ。
雨で濡れて寒いし、気分ダウン ⤵︎
でも、つい A 君と僕のパン好き嗅覚が、
良さげなパン屋を発見して、気分回復 ⤴︎

🍞 「フカダベーカリー」 in 長崎市内

ここのパン屋さんの話は、ぜひしたい。
「昔ながらのパン屋」というイメージ。
価格はどれも安めなのに、美味しい。
特に、 A 君が買ったクッキーは、
ほっぺたが、落ちるかと思った。
スタッフのおばちゃんも優しくて、
本当に長く続いてほしいお店だった。
気がつけば、朝からパンしか食べていない。

そろそろ時間も良い頃なので、
フェリー乗り場に向かう。
雨はどんどん強くなる。
皆の靴は、既にずぶ濡れ。
でも、船は予定通り、出発するようだ。

軍艦島行き BLACK DIAMOND
photo by B 君

14時。フェリー出航!!!
僕がモタモタしていて、
最後に乗ったので、1番前の、
屋外席しか空いてなかった。
でも、潮風が気持ちいい。

スピーカーからは、ガイドさんが、
車窓から見える、工場や軍艦を、
かなり詳しく、解説してくれる。
荒波と強風の中、E君は爆睡。
どこでも寝れる天才やな。

軍艦島の前に、高島という島に、
先に上陸して、色々な解説を貰う。
📍 高島 in 長崎の近海

軍艦島より全然大きい。
何も予備知識なしで来たので、
僕は最初、軍艦島だと思った。
かろうじて、軍艦島が廃墟という情報だけ、
知っていたので、「意外と綺麗やん!」
という謎の感想を持った気がする。

実際、綺麗な島で、売店もあった。
少し歩いたところに、軍艦島の模型と、
石炭資料館という施設があった。
そこで、他の乗客も合わせて、
ガイドさんが、軍艦島を熱く語る。

A 君・D 君・E 君は、真面目に聞き、
B君・C君・僕は、途中まで、
横の島猫スポットで、猫と戯れていて、
すっかり、解説に乗り遅れてしまう。
正直、猫が可愛すぎたのが悪い。

あくびする、島にゃんこ

3人も途中から解説に合流。
真面目に聞くA 君を笑わせようとして、
遠くから変顔をかますも、
逆にこっちが、声を出して笑ってしまい、
他のお客さんから、振り向かれる。
もはや、高校の修学旅行生のノリだ。
他の方々、その節はすみません…。

個人的には、幕末ファンなので、
岩崎弥太郎の像が高島にあって、
テンションが上がった。

どこを指さしてるんだろう

高島炭鉱を経営した三菱財閥の、
創業者が弥太郎というお話。
ちなみに、長崎は2回目の訪問で、
前回は、2021年12月に、
グラバー邸や龍馬の資料館などを見た。
今回は、その続編っぽい気分だ。

去年訪れた、長崎市内の龍馬像

♪ 「想望」 大河ドラマ『龍馬伝」より

高島を後にして、軍艦島へ。
ここにきて、波が高くなる。
軍艦島に接近すると、
2階のデッキが開放された。
B 君・C 君と一緒に上がってみる。

そして、運命の宣告が…!
「この度は…」
残念でした。上陸ならず。
正直、この辺から僕の記憶が曖昧だ。
荒波に揉まれて、船は揺れまくり、
大雨で2階に行った人たちは、
上から下までずぶ濡れになった。
船酔いが容赦なく襲ってくる。
軍艦島を一目見て、すぐ1階へ。
座って地獄のような酔いに耐え、
そのまま、眠りに救われた。
目を覚ますと、港が近い。
帰りは、記憶にございません!

幻の軍艦島
photo by B 君

後から聞いたら、B 君・C 君は、
ずっと2階にいたらしい。恐るべし。
とにかく、濡れて寒いので、
帰港して、車へ向かう道中で、
あったかい飲み物を買う。
まさか、5月にHOTとは…!

この日のメインイベントは終了!
あとは、ホテルに向かうだけ。
雲仙温泉を目指す♨️

📍雲仙うんぜん温泉

まずは、長崎市内の途中で、
今夜の宴用にお酒とつまみを購入!
海沿いの道を通って、雲仙へ向かう。
雲仙温泉のエリアは、
雲仙天草国立公園と呼ばれている。
日本初の国立公園らしい。
指定は、1934(昭和9)年。
確かに、絶景の宝庫だった。

車が雲仙市内に入ると、
空気が変わったような気がする。
眠そうにしていた E 君が、
突然、覚醒して元気になる。
雲仙の火山パワー!!!

雲仙市内の畑は、赤土が多い。
車窓から、流れていく景色は、
見慣れない色で溢れていた。
また、長崎から温泉までの、
道中通った、雲仙市の千々石町には、
石積みの棚田が数多く見られた。
日本棚田百景にも選ばれている。

温泉は、標高700mの地点にあり、
そこまでは、ぐねぐねの山道を登る。
通称「ドラゴンロード」

県道128号線、まさにドラゴンのような形。

今夜のお宿は、
「雲仙東洋館」というホテル。
温泉街の中にあって、
露天風呂からは、湖が一望できる。
実際は、「おしどり池」という、
池らしいが、池の大きさじゃない。

今夜は、もうホテルからは出ず、
温泉→バイキング→卓球→飲み
の黄金ルートで、幕を閉じた。

ではでは、おやすみなさい 💤
DAY3に続く…!

伸びをするニャン


文:Tatsuya
イラスト:7shan
( ココナラ:「7shan」
  ゆるかわ系のイラストレーター )

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