トカトントン
太宰治/トカトントン
私の悩みのひとつに、何事にも気力が続かず虚無感に陥ってしまうということがあります。
意欲的になっていても、途中でふと冷めてしまう。
理由も解決策も見つからずにいたのですが、たまたまYouTubeで見つけたトカトントンの朗読。
共感しすぎて思わず笑ってしまいました。
簡単なあらすじ
主人公の青年は、ある時を境にトカトントンという幻聴が聴こえるようになります。
その幻聴が聴こえると、どんなに意欲的に取り組んでいた物事に対しても、やる気が無くなってしまう。
症状が悪化し悩んでいる青年は、ある作家に相談の手紙を送るという話です。
この『トカトントン』は何なのでしょうね。
作家は青年の相談に対してこう返答しています。
十指の指差すところ、十目の見るところの、いかなる弁明も成立しない醜態を、君はまだ避けているようですね。真の思想は、叡智よりも勇気を必要とするものです。マタイ十章、二八、身を殺して霊魂たましいをころし得ぬ者どもを懼おそるな、身と霊魂たましいとをゲヘナにて滅し得る者をおそれよ
この文章も色々な解釈があり、まだ理解出来てないのですが、何かヒントを得ることが出来ればと思い調べてます。
同じような悩みを抱えている方は、是非読んでみてほしいです。
ちなみに私が聴いた朗読はこちら↓
終盤のやけくそな感じに笑ってしまいました。
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