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管理職が陥りやすい「出世うつ」を防ぐ
1. はじめに
昇進に伴い、大きな裁量権と期待がのしかかることで生じる「出世うつ」や「昇進うつ」。一見するとキャリアアップは喜ばしいことですが、管理職や幹部のポジションになるほど、その重圧は想像以上に大きいものです。
「部下との考え方が合わない」
「コンプライアンス重視の時代で感情を出しづらい」
「上司といっても、何をどう指示すればいいかわからない…」
このような小さなストレスが積み重なると、精神的な疲労が蓄積し、最悪の場合は休職や長期治療を要する事態になりかねません。本記事では、このようなリスクを事前に軽減するうえで注目されている「ナラティブ(Narrative)」というアプローチを紹介します。
2. 「ナラティブ」とは
ナラティブとは、「自分の経験や出来事を“物語”として整理・理解する」心理学・カウンセリングの手法です。単なる事実の羅列ではなく、以下のような要素を含めながら、個人の歩みをストーリー化して捉えます。
感情
昇進時やプロジェクト時に感じた喜び、不安、葛藤など価値観
何を大切に仕事をしてきたか、どんなリーダー像を目指しているか会社での役割・ミッション
組織のなかで自分が果たしたいこと、成し遂げたいこと
このように、自分のキャリアや目標を「ものがたる」ことで、改めて自己理解が深まり、新たな視点や洞察を得やすくなります。
3. なぜ企業に「ナラティブ」導入が必要か
管理職や幹部が抱えるストレスを放置すると、本人だけでなく組織全体にも悪影響を及ぼします。企業が早めにナラティブ(カウンセリング)を導入するメリットには、以下のようなものがあります。
ストレス要因の早期発見と対処
社員個人が自分の内面を整理する過程で、ストレス源を客観的に把握でき、適切な対応策が見えてきます。モチベーションとパフォーマンスの向上
自己のストーリーを整理することで、「何を目指し、どのような価値を発揮したいか」が明確になり、結果としてモチベーションが高まります。メンタル不調の予防
重度のうつに移行する前に、自身の感情や状況を認識できるため、早期介入が可能になります。キャリアビジョンの再確認
組織内で自分がどんな役割を担いたいか、長期的なキャリア目標は何かといったことを見直すきっかけになり、新たな行動計画を立てやすくなります。
4. ナラティブカウンセリングのプロセス
ナラティブカウンセリングを実践するときは、下記のステップが効果的です。
語り手(相談者)の背景整理
・これまで歩んできたキャリアや重要な出来事を振り返り、ストーリーの全体像を把握する感情・価値観の言語化
・「なぜそれが気になるのか?」など、エピソードに紐づいた感情や考え方を言葉にする第三者による聴き手の存在
・臨床心理士や公認心理師など専門家に話すことで、客観的な視点やフィードバックを得られる自己理解の深まりと選択肢の拡大
・「自分は何を大切にしているか」「これからどう行動したいか」がクリアになり、具体的な行動計画へとつながる
5. 「ラポトーク」が提供するナラティブ支援
多忙なビジネスパーソンにとって、「対面カウンセリングに行く時間がない」「身近な人に話すのは抵抗がある」といったハードルを感じる方は少なくありません。そこでおすすめなのが、**オンラインで利用できるナラティブカウンセリングサービス『ラポトーク』**です。
5-1. ラポトークが選ばれる理由
匿名制が高い
ニックネームで登録でき、周囲に知られることなく安全に相談できます。柔軟な利用環境
スマホやPCから場所を選ばずにアクセス可能。通勤時間や休憩中にも利用できます。専門家によるサポート
臨床心理士や公認心理師など、多様な専門領域をカバーするカウンセラーが在籍。明確な料金体系
サービス利用料が事前に明示されているため、利用者にとって安心です。
5-2. 主な利用シーン
将来のキャリアが見えずモヤモヤしている
→ 自己のストーリーを整理し、新たなキャリアプランを描く管理職としての責任や葛藤で疲れ切っている
→ 自分の価値観を再確認し、リーダーシップスタイルを確立する社内外の人間関係で限界を感じる
→ 外部の専門家の視点を借りて、客観的に問題を捉え直す
5-3. 一歩踏み出す勇気をサポート
「仕事で抱えるストレスを誰にも相談できず限界…」という方は、ぜひラポトークのサイトをチェックしてみてください。問題が深刻化する前に早めのアクションを起こすことが、今後のキャリアと健康を守るカギになります。
今すぐラポトークをチェック
https://rapotalk.studio.site/
6. まとめ
昇進やキャリアアップに伴う責任・重圧で、管理職や幹部のメンタルヘルスが揺らぐケースは決して珍しくありません。しかし、適切なタイミングでナラティブの手法を取り入れ、自分自身のストーリーを整理すれば、根本的なストレス要因や迷いの正体を掴み、前向きに打開策を見いだすことが可能です。
ナラティブの活用で、自己理解と自己表現が深まる
気づきや新たなキャリアビジョンが生まれ、マネジメントにも好影響
メンタル不調の早期予防・改善につながる
大切なのは、問題を抱え込む前に行動を起こすこと。自分の「物語」を語り、見直し、アップデートしていく過程は、管理職としての成長にも大きく寄与します。ナラティブを活用して、健全なリーダーシップを発揮し、組織の成果につなげていきましょう。