人事業務を理解する-戦略策定編(採用スケジュールの運用管理)
長らく戦略策定編に関して記事を書いてきましたが、今回がラストです!
採用戦略を成功させるためには、採用スケジュールの運用管理が不可欠です。
採用スケジュールの策定から実際の進行管理までを適切に行うことで、効率的な採用プロセスを確立し、優秀な人材を適切な時期に確保することができます。
それでは、採用スケジュールの運用管理に関してみていきましょう。
新卒・中途向け採用スケジュールの策定
採用戦略の中で、新卒採用と中途採用は異なる特性を持ちます。
新卒採用は一般的に春に行われることが多く、学生とのスケジュールを考慮して策定する必要があります。
一方、中途採用は企業の成長やプロジェクトの進捗に応じて随時行われるため、柔軟なスケジュールが求められます。
適切なタイミングで適切な人数が採用できるようにうまくコントロールする必要があります。ここの見立てを誤ってしまうと、予算内でベストな採用活動ができなくなるので注意しましょう。
ステークホルダー・必要タスクの洗い出し
採用スケジュールを策定する際には、関連するステークホルダーと必要なタスクを洗い出すことが重要です。
人事部門、採用担当者、部門マネージャーなど、採用プロセスに関与するメンバーの役割を明確にしましょう。
また、求人広告の作成や選考プロセスの準備など、採用に関連する必要なタスクを整理し、各ステップを順番に進めるためのロードマップを作成します。
理想は、スイムレーンチャート等を用いて、業務プロセスを可視化できているのがBESTです。
スケジュールに落とし込み進捗管理
採用スケジュールを策定したら、実際の進捗管理を行いましょう。
採用活動は多くのタスクやプロセスを含むため、スケジュールに沿った進捗管理が重要です。
定期的なミーティングや進捗報告を通じて、採用プロセスの進行状況を把握し、必要に応じて調整を行います。
また、採用スケジュールの遵守とタイムリーな対応は、候補者とのコミュニケーションを円滑にするためにも重要です。
必ず進捗管理表に基づいて達成状況や抜けもれなく対応ができているか徹底して実行していきましょう。
今更いうまでもなく、採用スケジュールの運用管理は重要な業務です。
効率的に採用活動を進めることができるようになるだけでなく、求職者のエクスペリエンス向上の効果も期待できます。適切なタイミングでの対応やスムーズな進行は、候補者に対する信頼感と満足度を高める要因となります。
以上、採用スケジュールの運用管理は、採用戦略を成功に導くために欠かせない重要な要素であることを理解いただけましたでしょうか。
スケジュールの策定から実際の進捗管理までを適切に行い、効率的な採用プロセスを確立しましょう。
採用はやみくもにやっても成果は出ません。
しっかりと戦略的に実行していくことが重要です。
課題に対しての打ち手が大方決まっているからこそ、正しいうち手を理解して実行していけば成功が見えてきます。
是非、一緒に最強の組織を作っていきましょう!
これにて、人事業務における戦略策定編は終了です!!!
次回以降は、人事制度編として記事を書いていきますので、興味がある方は是非引き続きよろしくお願いします!
Actors,Inc
代表 井田
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