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お内裏様とお雛様は一体だれ?
今日は桃の節句。
そう、ひな祭りですよね。
桃の花や桜で彩り豊かにした中に、ひな人形を飾り、女の子が元気に成長していくことを願う行事です。
その昔の中国では、けがれを祓うために川で身を清める風習があって、それが平安時代に日本に伝わりました。
当時、乳児が生き抜いていくには大変な時代、親にとって子供の成長が一番大切だったのだと思います。
穢れや災いを草や藁で作ったヒトガタ(人形)に移して、川や海に流す風習と融合したようです。
さて本題です。
お内裏様とお雛様はいったい誰なのか?
というより、そんなことを全く考えずに大人になり、当たり前のようにお殿様とお姫様と思っていました。
もちろん諸説ありますが。
天照大神さま(アマテラス)と須佐之男命(スサノオ)だという説があるんです。
日本神話の中では主役級と言っても過言ではないお二人は、姉弟です。
国生みをしたイザナキノミコトとイザナミノミコトのいざこざで、イザナギが禊ぎをしたときに生まれてきました。
今ではアマテラスが神様のトップ。
八百万の神々の最高位に位置しています。
さて、その姉弟ですが、日本神話の中で対決(誓約)をします。
その際にアマテラスはスサノオの腰に下げている十拳の剣をバリバリと噛み砕き、フーッと吹き出して三人の神様を生み出します。
それがのちに宗像三女神と呼ばれる女の神さま。
そう、三人官女なのです。
続いてスサノオがアマテラスの玉飾りをバリバリ噛んで、フーッと吹き出し、五人の神様を生み出しました。
もうピンときますよね。
五人囃子なのです。
この説を聞いた時、へーっと思うというか、なんだか少しガッカリしちゃいました。
なぁんだ、夫婦じゃなくて姉と弟だったのねー
それにしても日本神話では、姉と妹で同じ旦那(神様ね)に嫁いだり、叔母さんと甥が結婚したりと、「ふむ」と考えてしまう場面が多々あります。
まあ、今の常識が全てじゃないってことですね(笑)
そんな雛まつりですが…
お片付けはお早めにね♪