リアリティショック
ゴールデンウィークが終わりました。今日からお仕事の方も多いようですね。新入社員の方は、初めての大型連休をどのように過ごしましたか?久しぶりに帰省した方や、学生時代の友人と楽しんだ方も多いのではないでしょうか。
さて、この連休では早くも退職を考え始める新入社員も少なくはありません。今日は、入社したものの早くも現在の職場に違和感を覚えた新入社員とその上司の方へ「リアリティショック」についてお伝えします。
リアリティショック
「リアリティショック」というのは文字通り入社時に期待していたイメージと現実での職場環境や仕事内容との違いに衝撃を受けることを言います。「こんなはずじゃなかった」など将来に不安を感じ、早くも転職を考え始める方も・・・。
こうなる理由はいくつかありますが、代表的なところでは、入社前に業界や会社についての情報が不足しており、表面的な理解のまま入社に至ることです。これは、企業の視点で言えば、人材確保を強化するあまり、現実での厳しさなど学生に対して情報開示することが不十分なことが挙げられます。結果的に早期離職となれば獲得コストの増加を引き起こすことになってしまいますね。
他方、学生側もHPの情報やイメージのみで判断してしまい、その業務の困難さなどを理解しないまま応募することが原因として挙げられます。情報を与えられるのを待つのではなく、応募前に自ら業界や企業の情報を丁寧に調べ上げ、ミスマッチを防ぐ必要があります。
とまぁここまでは入社前の話なので、現在の学生向けでした。
実は多くの企業が入社3年目程度までは、採算を度外視した教育機会の場を沢山提供してくれています。俗に言う新入社員研修にとどまらず、実務では育成の場としての要素を強くした業務内容だったりする訳です。
年次が上がると社内での教育機会は減少していくのが通常なので、この機会を逃さずに基礎を構築していきたいですね。
では入社した現在は、どうしたらいいのか。代表的な2つを記載します。
1、仕事を面白くする工夫
現在つまらないと感じている仕事に対し、「その仕事は同僚や上司、会社や顧客にとってどんな価値があるのか。」「その仕事をやり遂げることで得られることはないか。」「何か工夫できることはないか。」など様々な視点から仕事を捉えなおしてみる方法です。また、「辞める理由」や「働くことの意義や意味」「将来どうありたいのか」を明確にしてみて、現状での実現可能性を中長期的に考えてみるのもいいかもしれません。
2、相談できる人を探す。
できれば社内で身近な先輩が居ればベストですが、同期でも社外の人でも構いません。相談できる人に話を聴いてもらう方法です。すぐに解決はしなくても、話すことで自分の思いや考えが整理できることや、愚痴がこぼせるだけでもストレス発散になります。
入社3年目程度までにメンターとなるような存在に出会えた方は、その後の在籍年数が長いことや、転職時のスイッチング期間が短いというデーターもあります。(このことについては機会をみてまた掲載しますね。)一人で抱え込まないで、相談する力も能力の一つですよ。
では、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?