定期的なミーティングは必要なのか?
こんにちは。
株式会社アクティング ブランディングナビゲーター 杉山です。
アクティングでは「定期的に行われるミーティング」がいくつかあります。
この定期的なミーティング…参加している人は何をしているかは勿論わかっているし、ミーティングを行う意味も意義もわかっています。(わかっていない方が大問題です笑)
しかし、周りから見ると「いつも何の話をしているんだろう?」と何も見えない状態になります。
この定期的に行われるミーティングのひとつに【 MPO(経営企画)×FS(育成・ブランディング担当) 】のミーティングがあります。
本日は、このミーティングはなぜ行われているのか、どんなことをしているのかをお届けしたいと思います。
◎ 連動して動いている
FSことFacili Stationは個々で仕事をしているため、「今、何をやっているか」「これから、何をしようとしているか」が見えにくいのが正直なところです。
しかし、FSは個々で動いていると言っても、しっかりと連動して動いていく必要があります。更に言うと、MPOとも連動する必要があります。
経営企画の役割は、会社全体の状況を把握した上で中長期的な経営計画を立案し、各部署へ実務として落とし込み、その実行を管理すること。企業経営の舵取り的な役割です。
そして、FSには、MPOが示す方向性に向けた「育成」と「ブランディング」の施策を提案し実行する役割があります。
それぞれが、バラバラに動いてしまうと「経営」の向かう方向と「育成」が向かう方向、「ブランディング」が向かう方向の全てがバラバラになり、働く仲間は一体どこに向かえばいいのかがわからなくなってしまいますよね。
この連動を保つためにも、お互いが今何をしているのか、どんなことを考えているのかを明確にしておくことが重要なのです。
その為にMPOとFSは、定期的なミーティングを実施しています。
◎ どんな話をしているの?
FSのそれぞれが、今何をやっているか…という報告は毎回必ず行っています。
その上で「それをやるなら、こういうのもありますよ」「これもつかえますよ」「その時期は●●があるから、時期をずらしたい」と、言った話し合いがなされます。
更に、MPOが示す方向性「一人一人の幸せを理解し 幸せな未来を実現する」に向けた取組みとして、FSより「育成」「ブランディング」の観点から導入を検討していただきたい施策も提案しています。
2025年にこの状況になっているのであれば、2024年はどうなっている?2023年は?では、その為にどんなことをする?といった逆算しながら、提案を行います。
こういう状況にしたいから、こういうことをやりたい。
ここを改善したいので、こういう取組みはどうか。
いきなり●●をするよりも、▲▲を先にやった方が良いのではないか。
■■という考え方を取入れた施策をすることでこう言う効果が期待できます。
こういったことを伝え、その上で、最終的な「やる」「やらない」、そして「やる」なら誰に任せるか…は経営企画側のMPOが判断すると言う流れです。
いやいや、「誰に任せるか」って…自分たちでやらないの?と思われる方もいるかもしれませんね。
しかし、MPOが担当している「経営企画」という仕事は、中長期的な視点で目標を策定、成長戦略を立案し推進していくこと。
全てを自分たちで行うということではありません。
むしろ、自分たちで行うという視点ではなく、この取組みを任せる適任者は誰なのかを考え、現場に落とし込んでいくことがとても大切なのです。
会社としての成長、社員の成長を第1に考えると、いつまでも「自分がやる!」というプレーヤー的な視点ではダメですもんね。
次回のMPOとFSのミーティングでは一体どんな話がでてくるのか。また、この辺りも定期的にお届けしていきたいと思います。
◎ 編集後記
今回の編集後記は、ちょっと趣を変えて、最近勉強した「二要因理論」についてお届けしたいと思います。
「二要因理論」はアメリカの心理学者 フレデリック・ハーズバーグが提唱し理論で、仕事に関するモチベーション理論のひとつです。
この理論では人の仕事に対する欲求は下記の2要因に分類されると考えられています。
【 衛生要因 】働きやすさをつくる環境要因
人間関係
職場の方針、管理方法
給料
職場環境 など
【 動機付け要因 】働きがいをつくる意欲要因
成長実感
仕事における達成感
承認、評価
責任(権限委譲) など
衛生要因は満たされることで、不満足は解消されますが、やる気にはつながりません。働きやすくはなるけど、働きがいにはつながらないという感じです。
動機付け要因を満たすことにより、人はやりがいを感じ、仕事に対するモチベーションがあがります。満たされなかったとしても、すぐさま不満足にはならないけど、満たされるとやる気になる!と言うものです。
この2つは互いを補う関係性。
どちらか一方に偏らず、両方をバランスよく充実させることが大切です。
少し話は変わりますが、以前、どこかで「不幸を減らす取組みをすると不幸な人は減るが、幸せな人は増えない」と言ったニュアンスのことが書かれているのを見たことがあります。
色々な施策を考える上で、こう言った視点を持つことも大切なことだな…と感じたので、編集後記としてお届けしてみました。(学びのアウトプットも含めて…)
それでは…。