誰もが笑顔になれる場所をつくるために〜ACTING POWER UP計画〜
前回の記事でアクティンググループの「安全・安心」の取り組みとして救命講習受講率 約90%(もうすぐ100%到達)というお話しをさせていただきました。
前回の記事はこちら
アクティングでは、他にも「安全・安心」の取り組みを行なっているので、今回はそちらをご紹介したいと思います。
◎ 誰もが安心して過ごせる環境づくりへの取り組み
アクティンググループが仕事をしている場所には、いつもたくさんのお客様で溢れています。中には、ベビーカーにお子様を乗せていらっしゃる方、妊婦さん、障がいのある方やご高齢の方など、本当に様々。
私たちが仕事をしている場所は、コンサートホールやスタジアム、テーマパーク。
新しい施設であればエレベーターやスロープが設置されていたり、フラットになってる場所もありますが、昔からある施設などではベビーカーや車椅子を利用している方が移動しづらい場所なども。
一見なんともない小さな段差も、人によっては大きな障がいになってしまうことがあります。
しかし、そのことに気づけなければどうでしょうか?
そもそも、小さな段差が大きな障がいになる可能性があることを知らなかったらどうでしょうか?
何の対策もせず、困っている方に気づけないこともあるかもしれません。
そこで実施したのが、ご高齢の方や障がいのある方、妊婦さんやベビーカーを利用されている方など様々な方への接遇研修です。
◎ 研修を実施したきっかけ
コンサートやスポーツを担当しているAチームの社員が視覚障がいの方へのサポートについての研修を受け自社の研修にも取り入れた方がいい!と思い、社内で研修を実施。
また社員の中に1名、ユニバーサルマナー検定1級を取得している社員がおり、私たちの仕事にも活かせる気づきがたくさんあると感じ、Aチームの研修にプラスして、オリジナルの研修を実施することになりました。
実際に会場などで、サポートを必要とするお客様がいらっしゃった際にどうしていいかわからずに戸惑ってしまった。
声をかけたまではよかったけど、どうすればいいかわからなかった。
マニュアルがあればその通りにできるけど、書かれていない場合はどう動け場いいかわからない。
こう言った問題を抱えたままでは、最高のサービスはお届けできない!お客様の笑顔を育むことができない!
そう思いませんか?
実はこの問題が起こる原因はとても簡単。
「知らない」
「わからない」
これが理由です。
この解決方法も至って簡単。
「知る」
「わかるようになる」
そのために、ご高齢の方や障がいのある方、妊婦さんやベビーカーを利用されている方など様々な方への接遇研修を行いました。
◎ 座学だけではなく実際にやってみる・考える
Aチームの研修も、オリジナルの研修もどちらも、座って学ぶだけではありません。
実際にやってみる。
そして考えてみる。
ということを行いました。
「やってみる」は想像しやすいのではないでしょうか。
例えば、タオルなどで目をおおい何も見えない状態にして歩いてみると言ったことです。こちらはAチームの研修の中で行われていました。
他にも目の前にある写真の内容を相手に言葉だけで伝えてみたり、多くの情報を伝わりやすいようにまとめて筆談で伝える練習もしました。
「考えてみる」は
ベビーカーを使っている人が不便に思うことはなんだろう?車椅子だと?杖を使っていると?
と言った、自分以外の誰かの立場に立って考えるというワーク。
そして、最終的にはひとつの写真を見ながら、誰がどう言ったところを不便だと感じるのか。そして改善するためにはどうすればいいのか(ハード面、ソフト面ともに)をディスカッションしました。
このように知識だけ学んで終わりではなく、いかにそのあと活用していけるかというところにポイントを置いて研修を実施しています。
◎ 社員からの声
実際に研修を受けた社員の声を一部ご紹介したいと思います。
研修を受けてから、今まであまり気にしていなかったけど、車椅子の方や白杖を持っている方、ベビーカーの方や妊婦さんってこんなにたくさんいるんだ!って思うようになりました。
今までは声をかけても迷惑かな?と思って声をかけられずにいましたが「何かお手伝いできることはありますか?」って勇気を出して声をかけてみます。
車椅子ならこうだろう。ベビーカーならこうだろう。と決めつけてかかっていたところがありました。そうではなく、今後は一人一人に合わせた対応ができるようにしていきます。
階段をスロープにするなどハード面の改善をすることはお金も時間もかかるけど、私たちの意識や行動はすぐに変えられることだと思いました。
たくさんの気づきや学びがあったようです。
私たちは、会場にいらっしゃる全てのお客様に「今日は楽しかった」と思っていただけるよう、日々POWER UPし続けています。
今後も様々な研修や取り組みを通じて、成長し続けていきたいと思います。
それでは、本日は以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
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