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こうじ菌は日本人。
味噌や醤油、甘酒に塩糀…
日本には米糀をつかった食品がたくさんあります。
米糀はご存知の方も多いと思いますが、蒸したお米にこうじ菌をふりかけて繁殖させたもの。
38度くらい、湿度は100%近い環境で48時間発酵させます。
蒸しアツすぎ!
この特徴が日本で生まれた理由のひとつ。
日本は高温多湿なお国柄。
日本の夏を思い浮かべていただければ、わかるかと思いますがめっちゃ湿度が高いですよね。
この環境こそ、こうじ菌が発育するに最高な環境なのです。
そんな、こうじ菌は日本の「国菌」であるとご存知でしょうか?
「国菌」とは文字通り、「その国が持つ、固有の菌」のこと。
こうじ菌は日本にしかないのです。
と、いうことはこうじ菌は日本人なのです!
ちなみに、こうじ菌は正式名称「ニホンコウジカビ」
学名は「Aspergillus oryzae」といいます。
国菌に認定されたのは、2006年と意外と最近。
日本醸造学会が認定したそうですよ。
なんだか、親近感が湧いてきませんか?
私はもう、親近感というか友達のようにも感じます(言い過ぎか…)。
そんな、こうじ菌は冒頭申し上げたように、味噌や醤油、甘酒に塩糀など様々な調味料をつくります。
こうやって見てみると、和食には欠かせないですよね。
煮物をつくるときも、醤油やみりん、酒がいるし、お刺身食べるときには醤油絶対必要だし…。
こうやって見てみると、本当日本人の食生活にはこうじ菌が欠かせません。
普段、生活していると、「みそ汁はこうじ菌の力でできているんだなあ。いただきます!」とはならないですよね。
ですが、日本食にはこうじ菌が働いてくれているからこそ成り立っているのだと、時々思い出してみてあげると、こうじ菌は喜ぶかもしれません。
いつも、普通に成り立っていることは、常に何かの支えでできている。
そうやって、時々感じるようにすると、いつもの「いただきます」も少し違った意味で言えるかもしれません。
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