初めての感覚『おしいれのぼうけん』
皆さんお疲れ様です、ほんすきーです。
私が本にハマった理由って母の読み聞かせが大半を占めていると思うんです。母は保育士で私がせがめば必ず毎日読み聞かせをしてくれる人でした。絵本の意味なんてわからんけどとりあえずお母さんがもうそれはそれは面白く登場人物とか、まるで声優のように読んでくれるから、当時私にとってそれはおままごとよりも楽しいアトラクションだったのです。
そんな私の1番古い記憶の"絵本"を今回は紹介していきたいと思います( 'ω')/ ハイ!
いや絵本かい!!って思った方もいるとは思うのですが、読書は絵本から入るものと私は考えます。一概に「絵本」と言っても、あれだけ濃い内容を少ないひらがなと様々な絵だけで表現してくれるということは、本へのハードルを足首ぐらいにまで下げてくれる代物なのです。
急に文字を長く読むという行為はそりゃ眠くもなりますよ。なんたって興味がない訳ですし。長いし。極端に言えば普段から長文を読まない人の集中力がそこまで続くとも思っていません。
だからこそ「読書」の入門としてまず読んでいくのは、誰でも分かりやすくて簡潔で、なおかつ絵があるから情景や背景がすごくわかりやすい「絵本」とは秘密兵器でもあるからなのです。
前置きが長くなってしまいましたが、それでは本題の「おしいれのぼうけん」について紹介していきましょう( *˙0˙*)۶
「おしいれのぼうけん」は保育園で先生に怒られてしまった男の子2人がごめんなさいが言えるまで出てきてはいけません!とおしいれに閉じ込められてしまう。なかなか謝れない2人は暗いおしいれが怖くて手を繋ぎます。そこから広がった壁であるはずのおしいれの暗闇の向こうへ……
あらすじとしてはこんな感じです。かなりざっくりしてはいますが、おしいれのぼうけん、聞いたことある人は多いと思います。
おしいれに閉じ込めるなんてひどい!と私は幼いながらに思ったのです。
しかしその暗くて怖いおしいれの奥には、誰も知らない、見たことも聞いたことも無い、そんな不思議な世界が広がっていたんです。
おしいれには物が入っているもの、そう決まっているなかで中に入るというのはとてもワクワクする事ですし、でも「暗くて怖い」という恐怖心もあるわけです。
そんな好奇心をくすぐられながらも、見たことも無い世界、その先はどうなっているんだろう、この2人はどうなってしまうのだろう、もし戻れなかったら?、怖くないのかな?、と言うふうに浮かんでくる様々な疑問が読み進めるうちに解決していくのです。
これを読みやすい時期として、主人公の男の子達と歳が近い4~6歳辺りに親と一緒に読むことが良いでしょう。私の場合は表紙がカッコよくて、母に何度も読んで!と我儘を言った記憶があります。
でもこの本ってその歳に対してめちゃくちゃ長い本なんです。分厚くて文章も長めな部類に入ると思います。
でもだからこそ!!大人にも読んで欲しい!!普通の絵本より小説の感覚があるし、子供と見るのもあり!保育園幼稚園だけで終わるのではなく、主人公の成長を感じられる1冊なので考える力が成長するのに合わせて解釈の仕方が変わってくるのです!!!!だから!!!何度読んでも世界が変わって同じほんなのに何故か面白い!!!
……失礼、荒ぶりました。
そんな訳で子供と読むのも大いにあり、1度読んだことある人はその時のことを思い出してみて、読んだことない人は生まれて初めての冒険譚(?)を読んでみては?
ここまで「おしいれのぼうけん」について語ったわけですが、何分、内容が長い、濃い、ワクワクさせてくれると言う子どもにも大人にも楽しめる1冊でございます。
読み聞かせでも集中が持たない〜!って方は大丈夫です。数日に分ければいいのです。子どもって案外覚えてる生き物なので、最初は興味無いことでも「繰り返す」ことで自然と習慣になるものです。
これは大人も一緒で、5分、10分と少しでもいいから時間を作ること、これがとても大事なことです。
まして大人ならこの本なんてわずか20分にも満たず読み切ると思います。
でも忘れていたあの頃のワクワク、もう一度体験してみませんか?
お子様がいる方は親が珍しいことを見えることでする、それだけで刺激になります。
私の母のようにまるで劇のように読めとは決して言いません。ただ、初めての「読む」を経験し、記憶に残すことは今後とても重要なことになっていきます。
大人の皆さんは童心に返ってみるという意識しなければできないことを、親の皆様は子供とのコミュニケーションの第1歩として。
それでは良き読書ライフをd(˙꒳˙* )
おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ) https://www.amazon.co.jp/dp/4494006068/ref=cm_sw_r_cp_api_fab_g68AFbHH2GC0Y
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